上手に自分を褒めると、恋や仕事がもっとうまくいきます。
こんにちは、小島です!
何をするにせよ、自信を持って大事ですよね。
やればできる、きっとうまくいく、こういう前提で取り組めば、たいていのことは首尾よく運ぶし、つまづいても立ち直って再チャレンジできるから。
でも、そういう前向きな心、自分への信頼、・・・自己肯定感ってどうしたら育めるんでしょう?
誰かにたくさん褒めてもらうのもいいですが、自分で「自分を褒める」のは効果大。
ただし、自分を褒めるのにはコツがあります。
ダメな褒め方に陥らないよう、気をつけて取り組みましょう。
いい褒め方 vs ダメな褒め方
1990年代、コロンビア大学で行われた実験。
さまざまな人種や育ちの子ども(10~12歳)400人を対象に、「褒め方を変えると、テストの成績はどう変わるか?」という内容でした。
「頭がいい」とほめられた子どもは、気分はよくなるが、同時に失敗を恐れるようになる。
「成功しなかったら恰好が悪い」と考え、むずかしい問題への挑戦をさける。
しかも、「頭がいい」と言われた場合、「自分はがんばらなくてもよくできる」と思いがちである。そのため必要な努力をしなくなり、結果として失敗する割合が高くなる。
そして不幸にして実際に悪い成績をとると、子どもは完全にやる気をなくし、無力感に襲われる。
低い点数を目にして、「自分は言われたほど頭がいいわけではない」「自分には能力がない」と思ってしまうのだ。
「その科学が成功を決める」(リチャード・ワイズマン著)
褒めることはいいこと、とやみくもに信じられていますが、褒め方をまちがえると、むしろ逆効果。
生まれもった才能をほめるほど、チャレンジする意欲が落ち、挫折に弱くなるという結果になるんですね。
これを自分の恋愛や仕事のシチュエーションで考えてみてください。
もし、失敗したら恥ずかしい、どうせうまくいかないという思いが強かったら、何が起きるでしょうか?
恋愛なら、好意をうまく伝えられない、素敵だなと思う人のそばに寄れない、どうせ長つづきしないと卑下したり、逆に相手に依存しすぎたりとか、いろいろうまくいかない状況が目に浮かびます。
もしこれが仕事だと、新しい仕事を引き受けることに躊躇する、上司や顧客から期待されることが重荷になる、言いたいことを言えないとか、たくさんの弊害が生じるでしょう。
これって、自分で自分を褒めるときも同じ。
自分の才能を褒めてばかりいると、むしろ恋や仕事に逆効果。
それより、もっといい褒め方のコツがあるんです。
自分を褒めるコツとは?
自己肯定感を高め、恋や仕事がうまくいくように、自分を褒めるコツ。
それは・・・
「がんばったことをほめること」
がんばり、つまり努力をほめられた子どもは、結果がどうであれ、失敗を恐れずにチャレンジする。
また、たやすい課題より、むずかしい課題に取り組もうとする。
頭がいい、特別な才能があるといった褒められ方をすると、困難を避けたり、まじめに努力をしなくなったり、挫折に弱くなります。
一方、努力をほめられると、がんばることに喜びを感じるようになります。
粘りづよいので挫折からの立ち直りも早く、結果を出しやすくなるんですね。
もし「自分」を褒めるなら、才能やスキルばかりでなく、がんばっていることを、自ら評価してあげましょう。
仕事でも、恋愛でも日々、私たちは誰かと自分を比べがち。
スキルやコミュニケーション能力や容姿や頭の良さといった、他人から好まれやすい才能や能力というのは確かに存在します。
ですが、そこだけに価値を置いてしまうと、誰と比べるかで自信が上がったり下がったり、不安定なことこのうえない。
才能や能力は相対的なものだからです。
でも、努力は主観的ですよね。
がんばった、ベストを尽くしたというのは、「自分で感じて評価できる」ことですから。
自分を褒める実践習慣
ああ、もっと自分のがんばりに気づいていきたいな~、と思ったら、次のエクササイズをおすすめします。
その日、自分なりにがんばったことを、夜寝る前に「3個メモする」。
メモ帳やスマホのアプリを使えば、3分でさくっと完了します。
ポイントは、ささいながんばりを自分で認めてあげること。
めんどくさかったけど、洗濯物を干した、でもいい。今日も会社に行った、苦手な上司に笑顔で接した、早寝早起きをした、シャンプーを補充した、コンビニの寄付箱に100円入れた、・・・なんでもいいんですよ。
毎日、もっと自分を褒めること。
ほんのちょっとでもがんばったなと思ったら、それらを全て、自分の「成功体験」として認めてあげられるといいですね。
自分を褒めると、恋も仕事もはかどる
恋も仕事も、その成果はコントロールできません。
ときには成功したり、失敗したり、勝ったり、負けたり。
でも、ささいな努力ならコントロールできますよね。
日々、積み重ねることができる。
その積み重ねを自信につなげていける。
子どもも、他人も自分も、褒めることは大切です。
ですが、褒め方には「いい褒め方」と「ダメな褒め方」がある。
いい褒め方をしてくださいね。
自分を褒めると、あなたの自己肯定感は上がります。
自己肯定感が高まるにつれて、いい現実を引き寄せやすくなるでしょう。