愛とお金の引き寄せ心理学

努力で変わらなかった現実がするっと好転

あなたがキラキラ輝く、天職の引き寄せ方

 

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こんにちは!小島です。 

僕の前に道はない、僕のうしろに道はできる。

高村光太郎の有名な詩、「道程(どうてい)」の一節です。

恐れず、自分らしく生きなさい!というメッセージですよね。

 

でも・・・、大人になると、それがいかに難しいかも分かってしまう。
とくに、仕事で100%自分らしさを表現できる人なんて希少。

それでもね、やっぱりあきらめきれない。
もっと自分らしく働きたい!

そんな人は、すでにキラキラと働いている先輩からコツを学んでみては?

 

たとえば、タレントのさかなクン。
青と黄のフグの帽子をかぶり、すっとんきょうな声で魚の話をするお兄さんです。

まさに「僕の道」を行く、「天職」を引き寄せた人って気がするから。

 

天職を引き寄せる、もっと前の話

最近、彼の自叙伝を読んだんですよ。
どうやら、彼はいきなり、さかなクンになったわけではないらしい。

 

 小さい頃から魚が好きで、魚の絵を描くのが上手だった少年。
 高校生になるとTVチャンピオンという番組に出場し、全国魚通選手権で五連覇もしました。 

これはつまり、「君は魚についてすごく詳しい、プロになれるよ」というお墨付きを得たようなもの。 

プロ野球選手になりたい人が、甲子園で優勝投手になるようなものかもしれませんね。

 

けれど、彼はすぐに魚を仕事にできたわけではありません。

天職を引き寄せる前に、葛藤の時期があった。

魚を売る、育てる、研究するなど、好奇心や探求心を満たせる職種はいろいろあれど、自分に合う道がなかなか見つからなかったそう。

水産大学に入るには学力が足りず、水族館や魚屋で働くも失敗つづき。
熱帯魚屋やお寿司屋さんに勤めたこともあったとか。

 

天職を引き寄せる、心の磁石

 

「もっといままで見たことのないようなお魚と出会いたい、そしてそのお魚ひとつひとつとじっくり向き合って、輝きや感動を絵に描いてのこしたい。」 (本人著「さかなクンの一魚一会」より)

 

彼は切実にこう思いつづけていました。
今はイキイキとTVで活躍する彼にも、進路に迷う時期があったとは驚きですね。

 

そんな迷いのなか、ある日、アルバイト先の寿司屋から、店の壁いっぱいに魚の絵を描くことを頼まれます。 

その絵が街の評判となり、料理屋や魚市場などから絵の依頼がどんどん舞い込みはじめる。

さらには壁画アートとして話題になり、TVのドキュメンタリーで取材され、魚専門のイラストレーターへ。

そして今日、わたしたちが知っている、魚に詳しく、魚の絵を描くのが上手で、魚について面白おかしく話ができる、「さかなクン」になったんですね。

 

彼はもちうる才能をすべて使える、自分だけの居場所をこの世界に創り出しました。

もちろん、その適性を見抜き、引き上げた人たちがあったからだけど、引き上げてもらえるに十分な才能好奇心、そして人柄も備えていたということなのでしょう。

つい忘れがちなことですが、人柄って大事。
どんな場所でも、周りから応援されたほうが自分らしく働きやすい。

「ピュアな想い」は、自分らしく働ける環境を引き寄せる磁石になります。

 

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いきなり、自分らしく働けなくてもいい

なんだかこんな風に書いてくると、私にはとても無理って思ってしまいそう。
自分らしく働くには、才能や情熱、ピュアな想いまで必要なのか~って。 

でも・・・、彼だっていきなり、自分らしく働けていたわけではありませんよね。 

好きで続けてきたことが、思いもかけないルートを辿り、時間をかけて、「さかなクン」という天職に結実した。

 

私たちもいきなり、完成形を求めなくてもいい。
まずは、天職度、5%くらいから。

好きなことをどうしたら仕事に取り入れられるか?

とりあえずその辺りから策を練ってみましょう。

 

今の職場では好きな業務に就けない、とあきらめているかもしれません。
でも、好きな業務をするために、あれこれ工夫したことって少ないのでは?

上司や同僚にアピールする、面談でちゃんと伝えてみる、取引先やお客様に、自分の好きなことについて話してみるとか。

自分の好きや得意を仕事に取り入れるのを少し意識するだけでも、いまより確実に「天職」に近づいていきますよ。

 

人は好きなことなら夢中で、行動的になれます。
上司だって、叱咤激励せずとも率先してやってくれる業務にあなたを置きたがっているはず。

適材適所とはそういうことであり、もしも会社のなかにその場所がなければ、外に飛び出して自分で「天職」を作り出すのもありです。

 

自分らしく、キラキラ輝くために

これからAIが発達し、機械的な仕事はAIによって代替されていきます。
「人はなぜ働くのか?」 この問いかけはますます重要性を増していくでしょう。


機械は目的を達成するために働きますが、私たちは機械ではなく人間であり、命そのもの。

何かを得るため、達成するために働くのみならず、どうしたら命を輝かせられるか?

そんなふうに自問してみると、天職を引き寄せやすくなるかも。

 

もちろん、好きを仕事にできたら最高ですよね。

ただ・・・、今、関わりのある仕事を好きになるのもすばらしい。
すべてを好きになれなくても、今ある仕事のなかに喜びを見せたら、最高の次くらいでグッドです。

 

仕事、趣味、家事、子育て、じつは何でもいいのですが、人は何かに夢中になる時、熱中している時に心が空っぽになります。

騒がしい心が空っぽになって、まさしく無心になると、なぜだか人は時間の制限を外れ、たとえようのない平和と解放感を味わうものなんですね。

その体験そのものが至福であり、人はその至福を味わうために、働くことだってできる。

 

「僕の前に道はない、僕のうしろに道はできる。」

さかなクンのキラキラした笑顔を見ていると、天職を引き寄せる道程には時間をかける価値があると思わされます。

人生100年と言われるようになりましたね。
自分らしく、キラキラ輝ける時間は、まだたっぷり残っていますよ。

 

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