他人の不機嫌に左右されて一日が台無し。そんな経験はありませんか?
こんにちは、小島です!
いい人ほど、職場の雰囲気や、パートナーの感情をよく察します。
周りの感情の浮き沈みにも影響を受けやすい。
もし、あなたがそうしたタイプなら・・・、他人の機嫌に左右されず 、ブレない自分を作るコツが役立ちます。
上機嫌で波長が高まり、いい人や出来事を引き寄せますよ。
いい人ほど他人の機嫌に左右される
ある朝のこと。
近所のコンビニのレジに並んでいたんですね。
レジのお兄さんは学生さんふうで、はきはきした短髪の真面目そうな男性。
いつも愛想がいいので好印象^^
でもその日、私の前に並んでいた30歳くらいの女性客に対して、落ち着かない様子でした。
いつも爽やかな店員さんが、めずらしくイライラしていたんです。
店員:「お箸とフォーク、どちらになさいますか?」
女性:「はぁ?」
店員:「(うっ・・・)
お箸とフォーク、どちらになさいますか!?」女性:「フォークっ!」
店員:「・・・」
女性客の態度がひどかったんです。
斜に構えた感じで、不機嫌オーラがもりもり。
お兄さんは相手の不機嫌オーラに飲み込まれ、平静さを失っていました。
その雰囲気がさらに女性客をイラ立たせ、いっそう攻撃的な態度になっていく・・・。
不機嫌が不機嫌を呼ぶ、まさに感情の悪循環。
人の気持ちがよくわかる、共感力の高い人ほど、こうした他人が放つ波長に影響されやすい。
ときどき、こういう人がいます。
「私、人の気持ちがよく分かるんです。」
「機嫌がいいとか、悪いとか すごく分かってしまって、なんだかいつもつらいんですよね・・・。」
感情には波長があり、いい気分は高い波長、嫌な気分は低い波長に。
そして、波長の高低に応じた人や出来事を引き寄せていく。
だから、いい人ほど対処法を学ばなければなりません。
他人の不機嫌のせいで、自分の仕事や恋愛に悪影響を及ぼさないために。
他人ファーストか? 自分ファーストか?
今、目の前にイライラしている人がいるとします。
これが恋人や家族、職場の上司や同僚、お客さんだったら、その人から離れられませんよね。
そんな時、どうしたらいいんでしょう?
一番いいのは、自分の感情にフォーカスすること。
相手の不機嫌に意識を向けるのではなく、「 私はいま、どう感じているか?」にフォーカスする。
ああ、イライラが伝染してこっちまでイライラしてきたな・・・とか。
他人の機嫌に振り回されている現実にハッと気づけるかがポイントです。
共感力の高い人は、どうしても他人ファーストになりがち。
他人の機嫌に意識が向いてしまう。
でも、ブレない人の基本は自分ファースト。
「今、私はどう感じているか?」が最優先です。
冷たく聞こえるかもしれませんが、
他人ファーストは、恐れから、他者に気を遣っていることが多い。
嫌われたくない、不利な立場に置かれたくない。
愛や思いやりで、相手を気にかけているわけではないんですね。
誰かの不機嫌は「私のせい?」
ここで、冒頭のコンビニでのやりとりに戻りましょう。
あきらかに不機嫌な女性客が商品をもってレジにやって来た。
商品をぞんざいにレジに置いて、お金の扱いもぞんざい。
顔には不機嫌さが漂っている・・・。
こんな時、店員さんのなかにはこう思う人もいるでしょう。
「え、これって私のせい?」
もちろん、違いますよね。
その人が朝、家族とケンカをしたのかもしれない。
昨日、失恋したとか、仕事をクビになったばかりかもしれない。
そもそも不機嫌になるような出来事などはなくて、いつも、私は不幸なんだと信じているせいかもしれない。
誰かの機嫌が悪い時、「私のせい?」と思い込みやすい人がいます。
「私のせい?」という罪悪感にとらわれていると、見るもの、聞くもの、体験するあらゆるネガティブな状況が、すべて「自分に原因がある」と無意識に感じてしまう。
もしかしたら、幼い頃の体験や環境が影響しているかもしれません。
親や兄弟など、いつも誰かの顔色をうかがわざるを得なかったとか。
こうした心当たりがある場合は、「私のせい?」って思いやすい考え方、感じ方のクセを改善するのが、生涯の幸せにつながります。
他人の感情と自分の感情を切り分けて、受け止められるようになるので。
他人の機嫌に左右されないための言葉
どんな時も、どれだけ自分の感情を大切にできるか?
それが自分を大切にし、いい気分を保ち、いい人や出来事を引き寄せやすくします。
まずは、「私の気持ち」を意識するようにしてくださいね。
・・・そうは言っても、簡単にできることではないのはよく承知しています。
ですからまず、隣りにいる上司や恋人が不機嫌になっていたら、こう呟きましょう。
「この人にも事情がある・・・」
状況を俯瞰できて、いつものあなたに戻りやすくなりますよ。