愛とお金の引き寄せ心理学

努力で変わらなかった現実がするっと好転

お金は後からついてくるのか?

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ひとつ、自分の好きなことを何年も何年も一生懸命やっていれば、絶対に金で苦労しない。これは私の持論です。

(映画評論家 淀川長治)

 

こんにちは、小島です!

スポーツであれ、芸術や学問であれ、早くから「好き」を見いだせる人は幸せですよね。
ひとつのことに生涯を捧げて、お金と名声を得ながら生きていく。

誰しもこんな生き方に憧れますが、そういう人は全体からみると、やっぱり希少・・・。

好きなことをしていれば、お金は後からついてくる

あなたはこの言葉をどこまで信じられますか?

 

現実は、好きなことをして、夢を追いかけて・・・、あげくにお金で苦労している人がたくさんいる。

それって、才能や運の違いでしょうか。
努力が足りないんでしょうか。

いったいどうしたら、「好きなこと」をお金に換えられるんでしょう?

 

他人を喜ばせると、お金が流れてくる

お金は後からついてくる。

こんなふうに言われると、まるでどこからか、お金は自然に湧いてでるものと、錯覚しがちです。

スキルがあれば、真面目に働いていれば、好きなことをしていれば・・・、お金は後からついてくる。

これだと少し、お金の本質から外れてしまうかもしれません。

 

お金は天から降ってきません。
この地上で、他人の手から流れてくるもの、人から人へと巡っているものです。

 

たとえば、夜景の一つひとつの灯りを思い起こしてください。

その灯りは、かつてトーマス・エジソンが実用化し、いまも世界中で誰かが灯しつづけています。

明るい部屋のなかで、TVを見て、夕食をとり、家族や友人と団らんできる喜び。
私たちはそういった貢献に対して、蛍光灯や電気代にお金を払っています。

自分の人生に貢献してくれる人に、お金を払う」。


どれほど好きなことに一生懸命でも、誰かが喜んでくれなければ、お金は流れてきません。

楽しませてくれたり、悩みを解消してくれたり ・・・etc. 今も地球のあちこちで「喜び」が生まれ、人から人へとお金が動いています。

ベストセラー作家のアラン・コーエンは著書「頑張るのをやめると、豊かさはやってくる」でこう表現しています。

お金は喜びの副産物である。

 

お金は「喜び」の後ろをついてきます。
他人の人生に「喜び」を作り出せば、お金は流れてくる。

  

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自分を喜ばせると、お金の流れが強くなる

他人をたくさん喜ばせるには、なにより、自分の喜びを追及しなければなりません。

仕方なくやっていることは、つまらないし、早く終わらないかと時間が気になって、夢中になれませんよね。

だから上達しないし、アイデアも枯渇しがちに・・・。

 

でも、好きなことをしていると、当たり前ですがやっぱり楽しい。
楽しいので、時間を忘れて取り組め、どんどん上達していきます。

好きこそものの上手なれ。
上手だから好きだし、好きだから上手になる。

上手になるから、他人をたくさん喜ばせられるようになる。

 

好きなことを仕事にすると、プライベートとの境目はなくなります。

歌うことが好きな人は、歌っていないときでも、頭の中で歌っています。
料理が好きな人は、家事以外のときも、新しいレシピを探しています。

1日24時間働きつづけるという意味ではありませんよ。

帰宅して休んでいても、TVを見ていても、潜在意識が働いてくれて、関連情報を追いかけ、アイデアやインスピレーションへつなげてくれるんですね

 

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットはこう言いました。

好きなことをとびきり上手にやることだ。

お金はその副産物にすぎない。 

 

毎日、自分の強みを使う機会があると、私たちは幸せを感じます。
お金が目的にならず、強みを発揮することが目的になる。

自分の喜びを追求し、他人の喜びを最大化すれば、お金の流れは強くなるんです。

 

自分の喜びと、他人の喜びをマッチングさせる

もっともっと、世界中の幸せな成功者たちの声を紹介しましょう。

天職を見つけるには、自らの深い喜びと、世界の深い飢えが交わる点を探すこと。

(作家 フレデリック・ビュークナー)

 

USJハリーポッターの仕掛け人である森岡毅さんは、仕事はイヤなこと、辛いことが多いのだから、「好き」でないと頑張れない、だから「自分の好きなものの中から、世の中の需要に合ったものを選ぶ」とTVで言っていました。

 

どんなに好きでも、誰も必要としてくれなかったら、それは自己満足の趣味。
お金は天から降ってくるものではなく、他人から流れてくるもの。他人を満足させなければ、お金は流れてきません。

自分が好きで、他人の役にも立つなら、喜んでお金を払う人が必ず現れるんです。

自己満足と他者満足の接点を探す。

「好きなことを追及する」と同時に、ときどき立ち止まって、「どうしたら多くの人に、より深く役立てるだろうか?」と問いかけてみましょう。

 

代替医療の世界的権威であるディーパック・チョプラ博士は、幼いわが子にこう言って聞かせたそうです。

学校でいい成績をとることに集中しないでほしい。
学校で一番になることや、一番いい大学にいくことにも集中しないでほしいんだ。

私たちが君たちに本当に望んでいることは、君たちがどうしたら人類に貢献できるか、独自の才能とは何なのかを自問すること。

 

その結果、子どもたちは一番いい学校で、一番の成績をとり、在学中から経済的に自立したそうです。

 

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まずは、手の届くところから

そうは言われても、自分の才能を見つける、人類に貢献するなんて、あまりにも壮大なアドバイスに聞こえるかもしれませんよね。

特別な才能や運に恵まれた人の生き方に思えるから。

ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースは40種類もの仕事をして、フランチャイズチェーンを始めたのは65歳でした。

 

幼い頃からひとつのことに打ち込める人はまれ。
「好き」はあちこちにぶつかって、模索しながら形にするものです。

事業家で思想家の山口揚平さんは、著書「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」でこう書いています。

自分の才能がわからないなら、わずかなことでいいから、人の役に立つことを手がけよう。

それが仕事でなくてもいい。最初はお金が入らなくてもいい。
貢献は信用を生み、それが未来の自立と社会的評価につながるだろう。

 

お客様、取引先、上司、同僚、友だち、家族 ・・・etc. 今、関わりのある人たちと接するときに、まずはこう自問してみましょう。

どうしたらこの人の、この状況の、役に立てるだろうか?

私たちにとって、「好き」をお金に換えていく大切な一歩になるはずです。

 

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