本気で浪費癖を治したい人は、その根本原因に気づきましょう。
こんにちは、小島です!
お金の無駄遣い、浪費癖に悩む人は、とても多いです。
勢いに任せてお金を使い、後悔して、次こそはやめようと決意する。
家計簿をつけても止められるのは一時だけ。
結局、「また、使ってしまった・・・」と罪悪感をくり返すばかり。
なぜ、浪費癖が治らないのか?
人によって気質の違いはあれど、浪費をやめたいのに止められない原因は、あなたの深層心理に隠されています。
あなたの生涯浪費金額はいくら?
お金の使い方には良し悪しがあります。
たとえば、趣味にはまってお金をいっぱい使っている人っていますよね。
それは一見、他人からは浪費癖のようにも見えるのですが・・・。
本人が楽しくて、ワクワクした充実感があるのなら、いいお金の使い方です。
女性ならファッションや美容にお金をたくさん使います。
それも心を華やがせ、自信を高めることにつながるなら、豊かなお金の使い方です。
でももし、あなたにワクワクやトキメキがなく、お金を使うたびに後悔し、罪悪感がわくなら、それは本当に無駄遣いであり、浪費癖があるということ。
今、月にいくら浪費していますか?
そして、これから何年、何十年つづくでしょうか?
合計でいくらになるかを計算してみましょう。
たとえば、月3万円の出費がこれから50年続いたら・・・、3万円×12ケ月×50年間=1,800万円です。
それだけのお金を浪費ではなく、心からワクワクすることに使えたら、あなたの現実はどう変わるでしょうか?
浪費癖の根本原因
「どうしてお酒を飲むんですか?」
「忘れたいからさ」
サン・テグジュペリの小説「星の王子さま」に出てくる一節です。
王子さまが宇宙を旅していると、人ひとりしか住めない小さな星で、真っ赤な顔をしたおじさんと出会います。
おじさんはただ、お酒を飲んでいるだけ。
王子さまにはその理由が分からず、「なぜ?」と尋ねたんですね。
すると・・・「忘れたいから」
浪費癖の人と、大酒飲み。一見、関係なさそうですが・・・、
「やめたいのに、やめられない」根っこの根本原因は同じです。
何かを忘れるため。
浪費癖の根本原因は、考えたり、思ったりするとしんどいことを忘れるためなんです。
なかなか、自覚するのはむずかしいことですけれど。
その忘れたいことは、人それぞれ。
仕事の失敗、勉強の挫折、失恋の痛み、家庭不和・・・。
また、ふつふつとわき上がる誰かへの怒りや不満、もしくは、自身の無力さや無価値感だったり。
人はくり返しわきあがる「心の痛み」を忘れたくて、必要以上に飲みすぎたり、浪費癖から抜けられなくなる。
お酒もお金も、何かから目をそらすには好都合。
魅力的で刺激が強く、見たくない現実を忘れさせる力があるからです。
買い物依存症の原因はこれだった
こんな行動が習慣になっていたら、注意してくださいね。
たとえば、ネットショッピングしては、使わずにため込んでしまったり。
ブランド品を買いあさって、箱も開けずに置いてある、読まない本がどんどん積み上がっている・・・。
浪費癖が行き過ぎると、買い物依存症と呼ばれる強迫的な行動になります。
もちろん、その衝動も「心の痛み」によって起きている。
たとえば、自分への情けなさや無力感にさいなまれている人のなかには、「ダメな自分を忘れたい」という無意識の衝動から、ブランド品を買い漁ったり、友だちにおごったり、自己啓発にお金を使いまくる人がいます。
そうすることで、自信を取り戻せる気がするから。
こういう人は浪費してしまうと、一時的にですがピタッと衝動が収まります。
そして、また忘れたい思いが募ったら、お金を使いたい衝動がむくむくわきあがる。
私のあるクライアントさんは、母親からの遺産数千万円を浪費し、もっと生きたお金を使えるようになりたいということでご相談に来られました。
よくよく話を聞いていくと、毒親だった実母を忘れたくて、受け継いだものを消し去りたい・・・という無意識の思いがあることに気づいたんですね。
「なぜ、私は浪費をするのか?」という根本原因に気づけて、対処できれば症状はスッと治まります。
もし、家計簿をつけるだけで浪費癖が治るなら、もともと潜在している心の痛みが少ないのです
どう心がけても浪費をやめられないなら、浪費癖を引き起こす「心の痛み」という深層の原因にアプローチしましょう。
でないと、生涯、生きたお金で人生を豊かにできません。
本気で浪費を直したいなら
心の痛みは、イライラやモヤモヤといったネガティブな感情として現れます。
イライラ・モヤモヤするたびにお金を浪費してしまう。
そんな心当たりがある方は、その根本原因である心の痛み、忘れたいことを根こそぎ解消したほうがいいでしょう。
あなたが心のうちに抱えてきた、あなたを浪費に駆り立てるイライラ・モヤモヤを取り除くと、浪費癖は直ります。
そのために、まずはこの問いかけから。
「お金を使いたくなるときに、忘れたいことがあるとしたら、それは何?」
その答えには、あなたの人生が一変するほどのヒントが隠されていますよ。