ビジュアライゼーションを習慣にすると、もっと願望を引き寄せやすくなります。
こんにちは、小島です!
夜、ベッドのなかに入って、昔の嫌な出来事を思い出したとします。
すると、脈が上がってドキドキしはじめますよね。
頭は冴えて、どんどん寝付けなくなっていく。
こんな体験は誰にでもありますが、冷静に考えるとおかしなことに気づきません?
その出来事はもう過ぎ去っているのに、まるで今、目の前で起きているかのように体が反応してしまう・・・。
私たちの脳は、現実とイメージが区別できません。
この特徴を願望実現に活かす方法が、ビジュアライゼーション(視覚化)です。
二つのコツを抑えて実践すると、恋愛でも仕事でも、ぐっと願いを引き寄せやすくなりますよ。
恋愛も仕事もイメージ次第?
トップアスリートはビジュアライゼーションを使って、日常的にトレーニングしています。
試合に勝利したり、表彰台にのぼるなど、成功した光景や自分の姿を何度もくり返し、頭の中でイメトレするそう。
すると、心に描いた「イメージ」どおりに体を動かせたり、モチベーションを保ったり、必要な情報やチャンスに気づけるようになるからです。
これはスポーツに限らず、恋愛や仕事においても同じような効果を得られます。
ですから、いつも「うまくいっている自分の姿、その時の周りの反応」などをイメージし、その感覚にしっかり浸ることで願望実現度が上がるんです。
・・・とここまでは、すでにご存じの人もいるでしょうが、じつはこれだけだとビジュアライゼーションは不完全。
どんなにくり返しても、効果が上がらない。
それは今からお話しする視点が欠けているからです。
「感情」がもたらす力
あなたの人生で、一番古~い記憶は何ですか?
すこし時間をとって、思い浮かべてくださいね。
ショートフィルムや写真のように、あるシーンがよみがえるかもしれません。
そして、その記憶についてこんな質問をしてみましょう。
「このシーンを覚えているのはなぜだろう?」
はっきりした理由など忘れてしまったかもしれませんが、でも確かなことが一つ。
うれしかったり、悲しかったり、怖かったり、悔しかったり・・・etc.
きっとその時、あなたの「感情は高まっていた」はずです。
私たちは感情とともに、見たもの、聞いたものを記憶します。
強い感情を感じたときに、鮮やかに心に残る。
はじめて自転車を買ってもらってうれしかった。
デパートで迷子になって怖かった。
病気で入院してさみしかった・・・。
去年のクリスマスプレゼントは思い出せなくても、幼い頃にサンタからもらったプレゼントは一生忘れません。
よし、覚えておこう!と暗記したわけではないですよね。
喜・怒・哀・楽、あなたの感情が高まったから、その時のシーンが無意識下にインプットされたのです。
強い感情をともなうと、イメージは脳に深く刻まれます。
ビジュアライゼーションでしがちな誤りは、なんの高揚感もないイメージをくり返して、強引に潜在意識へ刻み込もうとすることです。
どんなにステキな未来を思い描いても、感情が動かなければ、それはただの暗記。
ワクワクしたり、ドキドキしたり、ときめいたり。イメージは感情の高まりがあってこそ、潜在意識に刻まれる。
「イメージ」と「感情」で、脳に届くビジュアライゼーションになるのです。
ワクワクしていますか?
多くの人があまりにも安易に「イメージ」を作ってしまうんですよね。
お金を引き寄せたいから札束や金塊をイメージする。
恋人が欲しいから好きな芸能人をイメージする。
高望みするないう意味ではありませんよ。
本当にそのイメージで、心からワクワクしますか?ときめきますか?ということです。
札束や金塊を見て、ワクワクするでしょうか?
好きな芸能人と付き合うことを、心から信じられるでしょうか?
「感情が高まる」イメージを見つけるには、自分に正直にならなければなりません。
たとえば、誰でも「もっとお金が欲しい」と願っています。
でも・・・、札束や硬貨が好きなわけではありませんよね?
よほどのお金好きか、コレクターでないかぎりは。
私たちはお金を欲しがります。
でも本当に欲しいのは、お金で買えるものや体験、お金で得られる安心感や自尊心のほう。
お金そのものではありませんよね。
大多数の人は心のどこかでお金を欲しがることを卑しいと感じています。
お金がたくさんあるイメージを繰り返しても、ワクワクしたり、ときめいたりできる人は少ない。
あなたはいかがでしょうか?
欲しいものや体験の向こう側には、あなたの欲している感情があります。
お金が欲しいのなら、お金で買えるものや体験をイメージし、「感情が高まる」かどうかをチェックしましょう。
結婚を望むなら、結婚で手にする家族や暮らしをイメージし、「感情が高まる」かどうかに気を配りましょう。
「味わいたい感情」から逆算して、「イメージ」を作ることもできます。
こう問いかけてみるのです。
「この人生で、どんな感情を味わいたい?ワクワク、ときめき、ドキドキ、安心感、充実感・・・?」
「そのためには、どんな状況が必要だろうか?」
ビジュアライゼーションは4D映画のように
最近の映画館では、立体的な3D映像だけでなく、ワンランク上の臨場感を楽しめるようになりました。
座席が動いたり、香りやミストや煙まで漂ってくる体感型の4D映像です。
どんな色や形が見え、どんな音が聞こえ、どんな香りがし、どんな感覚を肌で感じるか?
五感から入ってきた情報は脳に送られ、脳の中でイメージとなります。
情報が多彩になるほど、脳はイメージを現実だと錯覚しやすくなるのです。
4D映画のようなビジュアライゼーションを試してみましょう。
「感情が高まる」イメージが見つかったら、五感をフルに使って、イメージを多元的にします。
たとえば、今、あなたの願いが叶っているとします。
あなたはどこにいますか?
そこには何が見えますか?どんな色彩が広がっていますか?どんな音がしますか?どんな香りがしますか?
周りには誰がいますか?
あなたにどんな言葉をかけていますか?
どんな服を来て、何を手にして、それはどんな感触ですか?
あなたは幸せですか?微笑んでいますか?うれしくて泣いていますか?
今、どんな感情を体験していますか?
こうしたイメージ作りに、役立つことがあるんですよ。
それは、本物を買ったり、体験したりする前に、お試しやバーチャル体験すること。
いつか家を買いたければモデルルームに行く、車を試乗する、欲しい洋服を試着する。
いまはまだ、手に入れるだけの金銭的な余裕がなくてもです。
体験できないものや場所なら、写真などでイメージをわき立たせてもいいでしょう。
お金をかけなくても、イメージを4D化する方法はいくらでもあります。
「感情の高まり」を大切にしながら、臨場感あふれるビジュアライゼーションを楽しんでくださいね。