あなたは幸せな結婚をイメージできますか?
こんにちは、小島です!
婚活中のあるクライアントさんが、ポツリと呟きました。
「幸せな結婚をしている自分を、うまくイメージできないんです・・・」
たとえば、何歳ごろに、どんな相手と、どんな場所に住み、共働きなのか、子供をどうするかなど、・・・あなたも結婚のイメージはできるでしょう。
ただ、そのときに幸せな自分なのか、苦労して不満だらけの自分なのか、は人によってそれぞれ。
そして、そのイメージの質によって、実際にどんな結婚生活を引き寄せるかが変わります。
もし、幸せな結婚を想像できなかったり、結婚している自分を思い描けない人は、無意識に結婚そのものを恐れているかも。
そのイメージ、覆したほうがいいですよ。
内に抱く考えや思いが変わると、引き寄せる現実も変わるからです。
本当は「結婚したくない」のかも
誰にとっても、はじめての結婚は未経験。
自分の体験から、「私が結婚したらこうなるだろう」というイメージは創り出せません。
なので、何を頼りにするかと言ればやっぱり、自分が育った家庭になります。
お父さんとお母さんの夫婦仲や、子供たちとの関係性など。
今、あなたにはどんなイメージが浮かんでいるでしょう?
・・・
楽しかった家庭の様子とか、息苦しかった雰囲気とか、どんなイメージが強いでしょうか。
もし、幸せな家庭に育ったり、身近にそういう家族をたくさん見ていたら、結婚っていいな! 家庭っていいな! と自然に思えるものです。
でも、そうでなかったら、結婚そのものに【ネガティブな先入観】を持ってしまいます。
じつは冒頭のクライアントさん、彼女は抑圧された家庭環境で育ったため、「家族や結婚生活」にネガティブな印象を抱いていました。
自分が育った家庭しか知らないので、別の違った結婚生活を自分が送れるとは思えない・・・、そんな気持ちだったようです。
そうなると、「結婚したい」と婚活をしているけれど、実際の本音としては「結婚しても幸せになれないのでは・・・」「だったら、結婚しないほうがいいのかも」と感じて、無意識に結婚から遠ざかってしまうんですね。
その女性はこんなことも言っていました。
結婚はしたいけど、子供に同じような思いをさせたくないので、子供は欲しくないんですと。
あなたの結婚イメージを再構築しよう
「もしかしたら私も、結婚や家族にネガティブなイメージがあるかもしれない・・・」
そんな心当たりがあったら、あなただけの幸せな結婚イメージを再構築することにフォーカスしましょう。
でも、いったいどうやって?
方法は初歩的なことから、根本解決を目指すところまで様々ありますが、まずは私がやっていた「物語」を使う方法をここではご紹介しますね。
私は独身時代にずっと、「ぽっかぽか」(深見じゅん著)という漫画を何度も何度も、くり返し読んできました。
夫と妻と一人娘の物語。
ストーリーは割愛しますが、家族としての絆が陽だまりのようなあたたかさが描かれていて、家族っていいな、こんな家族を作りたいなって素直に思えたんですね。
そして実際、私は40歳で結婚し、一人娘にも恵まれました。
他にも「赤毛のアン」は、私にとって幸せな家族の物語。
古いアニメを見返すと「ああ、家族がいるっていいな」と初心に帰れます。
こうした幸せな結婚や家族の「物語」にくり返し触れることで、潜在意識下のイメージがどんどん変わっていきます。
そのイメージが幸せを引き寄せる
あなたにも、私もこんな結婚をしたい、こんな家族を作りたいと思わせてくれる、そんな物語に心当たりはありませんか?
映画、ドラマ、漫画、小説、音楽、・・・なんでもいい。
もし心当たりがあるなら、手に取ってくり返し見たり、読んだりしましょう。
脳は現実とイメージの区別がつきません。
物語という仮想体験であっても、あなたは実際に体験しているかのように脳は受け取っています。
あなたの意識のなかに「幸せな結婚イメージ」が根付けば、「結婚したい」と素直に思い、そのために必要な行動を自然に取るでしょう。
幸せのイメージが無意識レベルで、「幸せな結婚」へとぐいぐい引っ張っていてくれますから。
両親へのわだかまりを解消すると・・・
私も昔は、育った家庭に背を向けて、両親の作った家族にネガティブなイメージを持っていました。
両親のようにケンカばかりの夫婦になりたくない、子供とたくさん触れ合うような家族を作りたいと、20歳ころから本気を考えていたものです。
今では両親との関係もすっかり良好ですが、一時期は5年とか、家にまったく帰らなかったこともあったんですよ。
それでも、こうした物語の力を使ったりして、新しい結婚のイメージを作っていました。
それから何よりも大きかったのは、両親への感謝の思いを育んだこと。
なかなか感謝ってむずかしいですが、そのために必要なのは長年抱え込んできた両親へのわだかまりを手放すことでした。
子供の頃からの満たされない思いと向き合い、溶かしていったんですね。
そうしたら、「私はちゃんと愛されていた」と分かって、結婚のイメージがぐっと良くなってんです。
こんなふうに内面の変化に取り組んでいくと、結婚へのイメージも変わりやすくなります。
無意識に信じ込んでいるイメージが変われば、その変化に合わせて、私たちが引き寄せる現実も変わっていく。
いつでも、思いが現実を作っていますから。