愛とお金の引き寄せ心理学

努力で変わらなかった現実がするっと好転

執着を手放すと、人生が変わるスピリチュアルな理由

f:id:kidism:20210430180355j:plain

執着手放すと願いが叶う、と聞いたことはありませんか?

 

こんにちは、小島です!

私たちはいろんなことに執着し、たくさんのストレスを抱えています。
恋人や片思いの相手に、お金や仕事の成果に・・・。

ですから、執着心なんてしないほういい!とは思うものの、多くの人はこの執着を手放すことに積極的にはなれません。

手放すって諦めること?それって願いを放棄することだよね?強い思いが願いを引き寄せるんじゃないの?・・・こんなふうに、執着を手放すことに後ろ向きなイメージがあるので。

 

けれど、もし、今あなたが何かしらの願いを抱いていて、うまく進んでいない、停滞していると感じているなら、あれこれ頑張って右往左往するより、《手放す》ことがもっとも効果的。

今のあなたのままで人生がするっと好転しはじめますよ。

この記事では執着を手放すべきスピリチュアルな理由と手放しのコツをお伝えします。
ポイントは、あなたの心が軽くなっているかどうかです。

 

諦めたら、願いが叶う?

 

まずはこんなエピソードから。

今から十数年前。当時、私の妻はアラフォーで独身でした。
仕事は順調でしたが、恋愛ごとはもうひとつ。

誰かいないかな?と探してみるものの、年とともに出会いは減っていく。
幸いに田舎の両親は何も言ってこない、でも、本当はどう思ってるんだろう・・・。

そんな年の暮れも押し迫るなか、結婚相談所の資料を取り寄せたのですが、どうにも気が進まないことに気づく。

(私、本当に結婚したいのかな?)

そしてついには、こんな思いへ。

(もう、いいや・・・)と、諦めちゃったんです。


帰省したときに両親へこう告げました。「私、結婚はもういいや」
すると、母親からこう言われたそうです。「だったら、私らと同じお墓に入ればいいよ。」

てっきり、文句の一つも言われるものかと覚悟していたから、・・・拍子抜け。と同時に安心してフッと力が抜けたそうです。

モヤモヤした諦めではなくて、吹っ切れた感じ。

そして三ヶ月後に、私とお付き合いがはじまり、その五ヶ月後には結婚。ミラクルですよね。

 

引き寄せやスピリチュアルでは、諦めると願いが叶うよ、なんて話をします。
でも、どっちかと言えば、吹っ切れたら願いが叶う、という感じかも。

この吹っ切れると願いが叶う現象。

私自身も経験しているし、クライアントさんからもよく聞きます。
いい感じで力が抜けると、思わぬタイミングと方法で現実って変わるんですよ。

 

執着を手放すと、何が起きるか?

 

私たちはいろんなこと、モノ、人に執着します。
多くの人に幅広く共通しているのは、恋人やお金、それから希少価値のある物品、思い出の品などではないでしょうか。

 

そもそも、執着とは何でしょう?
ざくっと表現するなら、「しがみつくこと」です。

恋愛であれば、片思いの相手やパートナーや、失恋した相手に「しがみつく」。
お金であれば、手元にある財産や、これから手に入る、もしくは失ったお金に「しがみつく」。

 

執着というのは、私たち大人はもちろん、すでに幼い子供にも見られます。
自分のおもちゃを誰かに奪われたら、必死に取り返そうとしたり、泣き叫んで私のものだと主張する。

執着とは、今、ここにそれがあろうとなかろうと、「それは私のものだ」という強烈な思いです。

別れたあの人は私のものだった、損失を出したお金は私のものだった、なくしてしまった思い出の品は私の人生の一部だった、素敵なあの人がいれば人生は満たされる・・・。

「私」という自己イメージ、アイデンティティの一部になっているので、奪われたらつらい。心が張り裂けそうなほどに苦しい。

なぜなら、「私」そのものを失うのではないか?という恐れが生じるからです。

 

執着している対象が何であれ、どうしてもそれが欲しい、取り戻したい、持ち続けていたい、という思いは、私たちの心にギャップを生み、疲れさせます。

あるはずのものがないのは、強烈な欠乏感になる。

 


その欠乏感は、スピリチュアルに見ると、私たちが放っている波長を著しく引き下げます。

執着とは「しがみつく」思いです。

「それがないと、私はOKではない」という自己不全感。
波長が低い状態で、むしろ引き寄せたい状況をかえって遠ざけることになるんですよ。

なぜなら、低い波長を放っていたら、低い波長の現実、つまり好ましくない状況と共鳴し、引き寄せ合うからです。

 

なので、執着は手放したほうがいいんです。
執着がやわらぐと、いい意味で行動に「軽さ」が生まれます。

恋でも仕事でも、重く、深刻に取り組んでいるときは状況が停滞しがち。
軽く、楽観的でいられたら、状況は自然に好転します。

そのココロと行動の軽さを生むのが、「執着の手放し」なんですね。

 

f:id:kidism:20220104123135p:plain

 

執着と諦めることの本当の違い

 

執着を手放すとは、「しがみつく」思いを捨てるということです。
恋人やお金や仕事やモノや、それが何であれ、「どうしても私のものにしていたい」という渇望感を手放すこと。

それが執着を手放すことのスピリチュアルな意味です。

 

これは「諦める」こととは似て非なるもの。
諦めるとは一般的に、ガッカリした感覚を残しますよね。

あとで時間がたって振り返っても、そのガッカリした感じがいつまでもぶり返す。
それはいい諦め方ではありません。

 

いい諦め方をする、つまり執着を手放せると、気持ちはスッキリします。
何年たってそのことを思い出しても、心はスッキリしたまま平穏でいられる。

ちゃんと吹っ切れていれば、波長は高まります。
波長が高いから、周りの現実も自然に整っていく。

かりに片思いをしているとか、お金に不自由しているなら、恋愛やお金の執着を手放すだけでも、状況がするっと好転したり。

がっかりではなく、すっきりした心持ちであれば、何であれ物事はうまく運んでいくものですから。

 

ですが、私たちはこんな誤解もしています。
執着するほど、手に入りやすくなる?のだと。

あの人が欲しい、このブランド品が欲しい、もっとお金が欲しい・・・。
強く欲しいと思うから、それらが手に入るのだと。手に入らないのは、思いが足らないからだ。すぐ諦めてしまうからなんだと。

だって、いろいろ手にしているように見える人達は、簡単に諦めたりせず、何度もダメでも、拒否されても、トライしつづけるじゃないかって。

 

でも実態は違います。くり返しますが、執着とは足りないと感じて「しがみつく」意識状態です。

それは欠乏の状態であり、波長が低い。
だから、執着していると、すごく頑張ったり、無理矢理にそれらを手に入れるという不自然な現実を引き寄せます。

無理やりに、強引に手に入れたものは、そもそも波長が合わないのでその状態とうまく折り合いがつきません。

遅かれ早かれ、失うことになりやすい。

 

ですから、執着を手放したほうがラクです。
深刻さを手放し、軽い心持ちになることで、すごく頑張ったり、苦労、苦闘せずとも、好ましい状況を気づいたら手に入っていた、という不思議なことが起きます。

執着のない状態であれば、その時々、最適な状況が整っていくものなのです。

 

f:id:kidism:20210430180428j:plain

 

執着を手放すスピリチュアルなコツ

 

執着にかぎらず、過剰な期待、こだわり、義務感、切迫感、・・・こういった余計な思いに囚われていると、現実もぎゅっと固まって、停滞します。

でも何かのきっかけでその重苦しい思いがゆるむと、現実も軽くなる。
思わぬ動きを見せるようになるんですね。

そんなミラクルのきっかけを生み出すのが、「手放し」という取り組みです。

 

あれやこれやの「余計な思い」をさっぱり手放せると、なんというか、自分の知性や意図を超えた、もっと大きな知性、神の手が働いて、自分では思いもかけなかったタイミングと方法で、物事が一気に好転することがある。

 

そんな手放しには、《大事な感覚》があります。
ゆるみと、リラックス。この感覚になるかどうかで、手放せたかどうか、吹っ切れたかどうかが分かる。

 

執着を手放すためのスピリチュアルなコツは、「ゆるみと、リラックス」です。
そのためにひとつ、深い呼吸が役立ちます。

今、あなたの呼吸はいかがですか?

人は心理的に何かにしがみついていると、呼吸が浅くなります。
体もぎゅっと縮こまって、固くなってしまったり。

本来であれば心をダイレクトにほぐしたいところですが、ここではまず、体をゆるめましょう。深く呼吸してください。

吸って、吐いて・・・、体に意識を向けながら、体から緊張感が抜けるまで繰り返しましょう。深い呼吸をすることで、体がゆるみ、心もリラックスしやすくなりますので。

 

もちろん、これは執着を手放すための、あくまでファーストステップです。
まずは落ち着いて、そしてしっかり心のなかで何が起きているかに向き合っていくと、執着は根本的に手放せるようになります。

 

Copyright© 2024 Yoshiyuki Kojima. All Rights Reserved.