こんにちは、小島です!
前回の記事「愛とお金は、はたして両立するのか?」で、私たちはカタチあるものの奥に、味わいたい「感情」がある、と書きました。
お金が欲しい! 結婚したい!たとえばこんなシンプルな願いの奥底にも、あなたが味わいたい「感情」が隠れています。
たとえば、お金が欲しいのは、安心感、優越感、自由、自分への好感・・・、なんかを味わいたい!であったり、
結婚したいのは、安心感、ぬくもり、愛されている感覚、自分への好感・・・、なんかを味わいたいとか。
あなたにも心当たりはありませんか?
イメージングが失敗するのは、もしや・・・
人によって、いくらでも味わいたい感情が隠れています。
お金、恋人、伴侶、家、貴金属、車、その他の何であれ・・・、カタチあるものを欲するとき、私たちはそこから何がしかの「感情」を味わいたい!でなければ、そもそも、手に入れる意味がありません。
あなたは、イメージング、ビジュアライゼーションという言葉を知っていますか?
願いが叶っている姿を思い描いて、その願いを叶えやすくする、という願望達成法です。
引き寄せの法則では定番中の定番なので、知っている人もたくさんいらっしゃるでしょう。
また、プロ、アマを問わず、多くのアスリートたちが、イメージトレーニングとして、実際に成果をあげていることをご存じかもしれません。
スピリチュアルか、科学的かはともかく、願いを頭に思い描くと、潜在意識にイメージが刷り込まれ、心と体がその願いを叶えるために動きやすくなります。
私自身も体験していますので、確かだろうと思います。
ただ、このイメージング(←この表現に統一しますね)、どうもうまくいかないという人が多いんですよね。
どんなに願いが叶った自分を想像しても、ちっとも実現しない・・・と。
「感情」が引き寄せのキーになる
イメージングの仕組みをわかりやすく公式にしてみると、
【願いが叶う】=【イメージ】+【感情】 となります。
たとえば、「結婚したい!」としましょう。自分が結婚式をあげている場面をイメージングするとします。
ウエディングドレスやタキシードに身を包んている姿を思い描き、参列者に囲まれ、たくさんの祝福を受けている自分。
・・・
けれど、気持ちが盛りあがらない。
つまらない記録映画を見ているようで、トキメキもしなければ、ワクワクもない。
つまり、感情があまり動かない・・・。
じつは人の記憶というのは、強い感情をともなうことで、脳裏に刻まれるようになっています。
感情が動かないイメージは、どんなにリアルであっても、ただの映像でしかありません。
あなたはきっと、今までにたくさんの映画やドラマを見てきたと思います。
手に汗にぎった・・・、涙がとまらなかった・・・、そういう強い感情を刺激された作品は、そのシーンとともに、かなり鮮明に覚えていませんか?
今でも、その映画の予告編を見ただけで、ワクワクしたり、涙がうっすらとこみあげてくるかもしれません。
逆に興奮もしなければ、感動もしなかった作品だと、ほとんど思い出せないのではないでしょうか。
もしくは、見たことすら忘れてしまっているかもしれませんね。
ワクワクやトキメキがあるほど、叶いやすい
私たちの脳は、強い感情をともなったときに、記憶が鮮明になります。
その感情が強ければ強いほど、潜在意識にしっかり刻まれるのです。
ですから、どんなに願いを叶えた自分の姿を「イメージ」しても、そこに「感情」がなければ、絵に描いた餅でしかありません。
さきほどの結婚の例で言えば、自分の結婚式を「リアルにイメージ」できても、そこにいる自分やその光景にときめいたり、ワクワクやトキメキといった「喜び」がなければ、そのイメージングは不十分だと言うことです。
【願いが叶う】=【イメージ】+【感情】
私たちは感情を味わうために、カタチあるものを引き寄せようとします。
イメージを現実のカタチに変えていくのは、あなたが味わいたい「感情」です。
リアルなイメージを思い描くことは、その感情を引き出すため手段にすぎません。
引き寄せで一番大事なのは、なによりも「感情」なんです。
「あなたは人生で、どんな感情を味わいたいですか?」
そこをはっきりさせると、引き寄せもイメージングもぐっと活かせるようになりますよ。