起業や副業に憧れたことがありますか?
こんにちは、小島です!
「いつかは私も・・・」とか、「もう、がんばってるよ」という人もいるかもしれませんね。
もし「自分で仕事をする」ことに関心があるなら、一度、確認しておいてほしいことがあります。
あなたに、お金のメンタルブロック(心理的な制限)があるかどうか?
ビジネスをはじめると、日々、「お金」と直面することになります。
どんなアイデアやスキル、人脈や高い志を持っていても、お金に結びつけることができなければ、仕事が続けられません。
たとえば「お金を手にすることは卑しい」と感じてたら・・・、優秀な人でも余計な苦労が増えてしまう。お金を無意識に遠ざけてしまうから。
会社勤めをしていると、メンタルブロックのあるなしが分かりにくいかもしれません。
成果報酬で働いている人はまだしも、給料が保証されていたり、間接部門で働いた経験しかない人は注意してくださいね。
「お金を好ましく感じていないと、稼ぎにくくなります」
稼ぎにくい状態のままでは、好きで始めた仕事が続けられなくなる。
あなたは、お金にどんな思いを持っているか、気づいていますか?
メンタルブロックがあるまま、起業・副業すると・・・
お金のメンタルブロックを抱えたまま起業・副業をはじめると、
たとえばこんな問題が起こります。
- 商品やサービスの値決めをするときに、安く設定して、利益があがらない。
- 売り上げに直結しない仕事ばかり熱心にやってしまう。
- クロージング(契約を取ること)に積極的になれない。
- お金の出入りに無頓着になる。
- お金の不安に悩まされ、クリエイティブなことに時間を使えない。
- 仕事に無気力になっていく・・・。
これらは現実に私自身に起きたことです。
「お金のブロック」を持ったまま起業して、お金を稼ぐことに積極的になれず、何年もムダにしました。
いい商品やサービスを提供していれば、お客さんがやって来ると勘違いしていた。
ブロックを引きずったまま、ポジティブ思考の力だけで前進しようとすると、心身ともに大きな犠牲を払います。
ストレスにまみれ、自分を傷つけ、周りの人や家族を傷つけることがある・・・。
「こんなにがんばっているのに、どうして稼げないんだ」
「がんばろうとしても、自分の中に邪魔する何かがあるような気がする」
すでに独立・起業して頑張っている人なら、このもどかしい感覚を肌で知っているかもしれませんね。
たとえるなら、あなたはクルーザーの船長。
これから大海原に旅立っていきます。
気持ちは高揚し、エンジン全開。
でも、なぜか前に進まず、いつまでも港に留まったまま・・・。
重いイカリが、船の出発を押しとどめているからです。
「お金のメンタルブロック」がある状態とは、前に進みたくない、無意識の抵抗。
船を前進させるには、まずイカリを上げなければなりません。
そうしてはじめて、港から出発できる。
エンジンを回すほど、目的地へ勢いよく進んでいきます。
メンタルブロックが外れれば、収益化につながるアイデアや行動力がわき、人との出会いも良くなりますよ。
潜在意識下で、「私がお金を手に入れること」にOKが出ているからです。
あなたの「お金のブロック」を見つける
では、お金のブロックにどんなものがあるのか、見ていきましょう。
メンタルブロックの多くは、「幼少期に見聞きしたもの、または周囲の人たちの無言のメッセージ」によってでき上がっています。
もちろん、人によって育った環境はさまざまで、パターンも無数にあります。ただ、傾向というのはあるんですよ。
ここでは、クライアントさんたちの例をすこし紹介しましょう。
【お金のメンタルブロックの例】
- お金は卑しいものだ。
- お金持ちはイヤなやつだ。
- お金と愛情は両立しない。
- お金を持っているとロクな目に遭わない。
- お金は良い人生のために必要ない。
- お金持ちになると、人から嫌われる。
- お金の管理は難しい。
- 人からお金をもらうと、相手に借りができる。
- お金を手に入れたら、奪われるまえに使いたい。
- 自分の取り分はない。
- 一生懸命にがんばらないと、お金は手に入らない。
- お金を手にする価値が自分にはない。
- お金を手に入れるのは難しい。
- 完璧でないと、お金は手に入らない。
- 悪いことをしないと、お金は手に入らない。
- お金があると、家庭が不和になる。
メンタルブロックを見つけるときは、何となく当てはまるものより、自分にとってより深刻に感じられるものに注目しましょう。
「ゼロか、百か」ではなく、「強いか、弱いか」という観点で見ます。
お金について完全にニュートラルな人はいません。
かりにブロックがあっても弱ければ、「お金を遠ざける決定要因」にはなりませんのでご安心を。
ただ・・・、それでも上記のリストを眺めながら、「感情が大きく揺さぶられるような項目」はあったでしょうか?
すごく不安になったり、怖くなったり、何だか落ち着かない気分になったりとか。
もし「自分の感情」が分かりにくければ、「体の反応」に注目してくださいね。
たいていの人は、不快さを感じると、胸のみぞおちや胃の辺りにモヤモヤを感じやすいもの。
極端な例ですが、「お金」という言葉を見聞きしただけで、気分が悪くなるという人もいるんですよ。
ネガティブな感情が強くわきあがるほど、その人にとって深刻な「お金のメンタルブロック」の可能性があります。
それでは次に、
思い当たるブロックに対して、その「真反対の気持ち」をあなたが手に入れたとしたら、人生にどんな変化が起こるか?と想像してみましょう。
たとえば、「お金持ちはイヤな奴だ」から、「お金持ちにイイ人はたくさんいる」へ。
今よりもお金を引き寄せている感覚がわいてくるなら、あなたにとって、そのブロック解消に取り組む意義があるはずですよ。
メンタルブロックというのは、本人には疑いようのない真実に感じられるものですが、冷静に見ていけば「必ずしも事実ではない」と分かるものです。
たいていの場合、両親や養育者、先生やマスコミや、社会的に道徳として刷り込まれたメッセージ、単なる思い込みにすぎません。
ただ、その思い込みを長年放っておいたので、動かしようのない事実に感じられるだけなんですよね。
では次に、その「真反対の状況」を実現するために、いますぐ出来ることをリストアップしましょう。
さきほどの例で言えば、「富裕層の慈善家について調べてみる」・・・とか。
「今のわたしに、何から始められるだろうか?」と問いかけてください。
すぐに答えが見つからなくても、潜在意識が答えをサーチし続けます。
脳の神経反応はいくつになっても変化させられることが、近年の研究で明らかになっているんですよ。
私たちの思い込みは、何歳になっても変えることができます。
他にもお金のブロックになるもの
お金のメンタルブロックは、これまでに書いてきた「お金」そのものや、関連するネガティブな思い込みばかりではありません。
他にも大きく分けて2つのブロックがあります。
それは「無価値感」と「欠乏の恐れ」です。
無価値感とは「自分はダメな奴だ」という思い込み。
これがあると、利益を得ることに申し訳ない気持ちになったり、「お金を得る価値が自分にはない」という思いにしばられて、無意識にお金を遠ざけるようになります。
また、大きく稼げていたとしても、お金は自分にふさわしくないものとして、散財して手元に残さないようにしたり・・・。
また、欠乏の恐れとは「お金が十分にないという恐怖」です。
お金が巡ってくる人は、たとえ一時的に困っても、そのうちまた巡ってくるだろうと楽観的でいられます。
反対に欠乏の恐れを抱えていれば、どんなに稼いでいても、「いつ失うだろうか?」と不安の中で生きていくことに・・・。
欠乏の恐れがあるかどうか?
たとえばこんなことを想定してみると分かりやすいかもしれませんね。
今、恋焦がれている人がいるとします。
その人にラインなり、メールなりで明日会おうと連絡しました。
ところが、一向に返信がありません。
時間がどんどん過ぎて、それでもまあそのうち来るだろうと思えるか?
それとも、何かあったのだろうか、嫌われたたのだろうかと不安に怯え、何度も何度もスマホを確認せずにはいられないか?
前者は相手を信じていて、後者は欠乏の恐れを信じています。
そっくりお金に置き換えてみてください。
あなたはお金に対して、どんなことを信じ、どんな態度を取っているでしょうか?
お金のメンタルブロックを外す、はじめの一歩
お金のメンタルブロックは、その存在に「気づく」だけで解消することがあります。
軽度のものなら、気づいただけでも解消しますが、複雑にからまった、こじらせてしまったブロックは、丹念にひとつずつ解きほぐさなければなりません。
ですが今日、「お金のブロックがあるかもしれない」と気づいたことは、本当に大きな一歩なんですよ。
まずは、ここから始めてください。
お金の不安に駆られたら、その気持ちをしっかり抱きしめましょう。
その不安もまた、お金を遠ざける要因になります。
お金のブロックを外すことは、「お金にまつわる気持ち」をポジティブに変化させることを意味します。
苦手意識や不安、抵抗感がやわらぐだけで、お金にとらわれずに済む。
働くこと、生きることをもっと楽しめるようになりますよ。