「人生を変えたい。」「人生の流れを変えたい。」
そう思ったことはありませんか?
ブラックな働き方から抜け出したいとか、独身生活を卒業したいとか、起業したいとか。
他にもたくさん、人生の流れを変えたいって願う瞬間が、少なからずあると思うんです。
ただ・・・、そう願いつつも、きっかけすらないままに、月日だけが過ぎることはめずらしくない。
今日は「人生の流れを変える方法」、その極意についてです。
人生の流れは曲がりくねる
AKBの音楽プロデューサー、秋元康さんが作詞した「川の流れのように」という名曲をご存じでしょうか?
知らず知らず歩いて来た
細く長いこの道~
でこぼこ道や曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
これまでの人生を、まがりくねった川の流れにたとえている、さすがの発想力。
たしかに、人生ってまっすぐじゃないですよね。
すべて思い通り、人生一直線です!なんて人、いませんから。
予想外の出来事や出会いなんかで、人生は右に左にまがりくねります。
ところで、川はなぜ、うねうねと曲がるんでしょう?
それは、水は抵抗を避けながら、低きへと流れていくから。
山に降った雨や雪、地下にしみこんだ水は、地形の起伏や、岩とか木とかを避け、その場所のもっとも抵抗のすくない、流れやすいところを通っていくんですね。
人生もまたしかり。
恐怖、嫌悪、不快、不安、怒り・・・といった「心の抵抗」を感じるものを、わたしたちは避けながら、右に左に曲がりくねって進みます。
「心の抵抗」に気づいていますか?
ああ、思えば私もそうでした。
35歳のときにひとり起業をしまして、ここで川の流れがぐにゃりとひと曲がり。
でも、本当は辞めなくてもよかったんですよ。
もともと起業志向ではあったものの、いつかできれば、くらいの気持ちでした。
それが、職場のギクシャクした人間関係に翻弄されて、その場に留まるよりも、起業したほうがラクだと思ってしまったんです。
心の抵抗を避けてラクなほうに流れていった。
恋愛でもそうでしたね。
30歳手前で予定外の失恋をし、ここでぐにゃりと曲がります。
そのあと、もうひと曲がりさせられたらよかったのに、新しい恋をちっとも引き寄せられない。
結婚はおろか、恋愛すらないまま、10年もひとりで過ごしてしまいました。
傷つきたくなかったのでしょうね。
好きな人ができて、関係性を育んで、いい歳でまたフラれるのが怖かった。
恋をするよりも、ひとりでいるほうがラク、心理的な抵抗が少なかったんです。
水は低きに、人は易きに
あなたは「心の抵抗」に気づいていますか?
たとえば、組織で働くことに抵抗があると、転職が多くなる。
結婚することに抵抗があれば、結婚できません。
水は低きに流れます。
人は易き(やすき)に流れていく。
でも、けっしてなすがままではなく、人生の流れを好ましい方向へと自発的にシフトさせることは可能なんですよ。
もしもあなたが、人生を変えたい、人生の流れを変えたいと思ったら?
まずは「心の抵抗」を取り除くことです。
「こっちの方向へ行きたいのに、動けない、行きたくないよ~」
こうした、潜在意識に根深くしみついている、「心の抵抗」に気づいていますか?
人生の流れを、自分で変えるために
就職しても長続きしない、と悩んでいるのなら、まずは心の抵抗を見極めましょう。
結婚したいのに気乗りしないなら、異性や結婚生活に抵抗感はないでしょうか?
起業したい、転職したいけれど、一歩を踏み出せないとしたら、どんな恐れが邪魔をしているんでしょう?
もちろん、意志の力で人生を切り開く!というふうに、がんばって、人生を変えられる人もいるかもしれません。
でも、気合で人生を変えられるほど強い人はごく少数。
もっと平凡な、心の弱い私たちが本気で人生を変えたいと思ったら、気合ではなく、やみくもな行動でもなく、心の抵抗を取りのぞくことが最短ルート。
心の抵抗が減っていけば、スピリチュアル的にも波動が上がって、不思議といい体験が増えていきますしね。
人生は川の流れのように、うねうねと曲がりくねって進みます。
そして、これからも曲がりくねって進みつづけるでしょう。
あなたが望む道の前に「心の抵抗」を感じたら、川の流れをせきとめる岩をどけるように、取りのぞきましょう。
人生の流れが変わります。
望ましい流れにシフトし、スムーズに生きられるようになりますよ^^