こんにちは!小島です。
みなさんのなかで、実家に帰りたくない人はいますか?
お正月やお盆、ゴールデンティークになる度に、あ~あ、帰りたくない、用事をつくって帰らなくて済むようにしたくなるとか。
結婚はまだなの?仕事はどうなの?って聞かれるのがイヤだとか、そういう小言がうっとうしいというレベルの話ではないです。
もっとこう・・・、親と過ごす時間が苦手だとか、できるだけ会いたくない、ぶっちゃけ嫌いだよ、っていうくらいの、親に対して強いわだかまりがある場合ですね。
もし、「実家に帰りたくない」気持ちがあるなら、次の文章をできるだけ素直な気持ちで読んでみてください。
- 父親へのわだかまりは、お金や仕事の足をひっぱる。
- 母親へのわだかまりは、恋愛や人間関係の足をひっぱる。
両親と引き寄せの関係
父親というのは世の中に出てお金を稼いで来る人で、社会との窓口であり、お金や仕事を象徴する存在です。
母親というのは家にいて、家庭を平和にたもつために親戚や近所付き合いをうまくやったりで、家庭を守る人、男女の仲や人間関係を象徴する存在です。
もちろん、そうでないケースもたくさんありますが、両親に対して感じる気持ちと、あなたが引き寄せられずにいるもの、お金、仕事、恋愛、家庭生活、友だち付き合い・・・など、何か関連性を感じることはないでしょうか?
人は誰かを好きになるとき、また嫌うとき、その人だけでなく、その人を思い出させるもの、シンボルとして関連づけていることまで一緒に好きになったり、嫌ったりしますからね。
もしもですよ、「お父さんみたいになりたくない」「お母さんみたいになりたくない」と強い嫌悪感を抱えていたら、あなたがそれぞれの親とリンクさせていることを無意識に遠ざけているかもしれません。
実家に帰りたくないという気持ちの奥にある本音が、好ましい現実を引き寄せるうえでの壁になっていることがあります。
私も実家に帰りたくない人でした
そもそも私自身、実家に帰りたくない人でした。
人生がうまく行っていなかった30代、ほとんど帰省しなかったんですよ。
8年間で3回ほど。しかも、冠婚葬祭のときばかりで。
帰ろうと思えば、いつでも帰れた距離だったんですけどね。
親のようになりたくないとか、親を見返すだとか、そんな親への反発心を自覚しないまま、自由に生きるんだと息巻いていました。
でも、そういうネガティブなエネルギーで生きてしまうと、仕事でも恋愛でもうまくいかないことが増えていく。
親との関係性が人生で引き寄せているもの、遠ざけているものにリンクしてしまうから。
あの、怒れるフェミニストもそうだった
お父さんとお母さんが好きですか?と聞かれて、ええ、大好きです!と躊躇なく答える人は稀でしょう。
誰だって少なからずわだかまりはあるし、まぁ、好きっていうか、感謝はしてるけどね・・・とか、嫌いじゃないよ、くらいなら十分に両親との仲は良好なんだと思いますよ。
繰り返しますが、ここでいう両親へのわだかまりというのは、できれば会いたくないとか、もう干渉されたくないとか、はっきり嫌いだっていう自覚がある場合のこと。
そういう葛藤があると、今あるあなたのお金や仕事やパートナーシップに少なからず影をもたらしている可能性はあるでしょう。
数日前、女性学研究者である田嶋陽子さんの記事を読んだんです。
怒れるフェミニストなんて呼ばれていて、TVの討論番組でもよく見かけますよね。
田嶋さんはある時、恋人との関係性がお母さんとの関係性にそっくりだと気づいて、
支配的な彼との関係を終わらせ、お母さんとも仲直りできたそうです。
親へのわだかまりと和解というのは、引き寄せにおいて重要なポイントになりやすい。
帰省のストレスを和らげるには
もし、なかなか人生が好転しないなと感じることがあったら、思いきって両親との和解に取り組んでみるといいでしょう。
だからって、別に仲直りまでする必要はありません。
ただ、心のなかにうずまく嫌な気持ちを、自分の側だけで減らせればOK。
世の中には色んな境遇で育った人がいます。
昨今のニュースを見てもわかりますが、誰もが愛情深い家庭に生まれ育つわけじゃありません。
厳しい環境のなかで生き抜いてきた人に、仲直りしようなんて気軽に言えませんからね。
ただ、自分のなかにくすぶっている親への感情を癒すだけでも、「実家に帰りたくない」気持ちがうすらぎ、帰省のストレスが和らいでいきます。
うまくいけば、その人が親と関連付けている人生の領域、お金や仕事、結婚や恋愛についても好ましい引き寄せを体験するでしょう。
田嶋さんの記事、なかなか面白いですよ^^