チュートリアルの徳井さんが話題になっていますね。
脱税目的?ルーズでお金の管理ができない男?
7年間に1億円以上の申告漏れ、無申告の理由もよく分からない。
お金のある人気者がいったいなぜ・・・。
個人的には、お金にがめつい場合はもっと巧妙にやるだろうという印象。
とはいえ、ルーズで済ますにはあまりにも、ずさん。
ふ~む、どう受け止めていいのやら。
ひとつ確かなのは、脱税にせよ、ただのルーズにせよ、お金に健全な関心がもてていないということですね。
お金の管理ができないのはなぜ?
お金をテーマにした「億男」というベストセラー小説に、こんなセリフがあります。
「本当に興味があれば、お金のすべてを知ろうとするはずなんだ」
あなたがもし、いいなと思った芸能人を見つけたら、ウィキペディアとかで調べまくったりしませんか?
いろいろと、その人のことを知りたくなりますよね。
すべてというのは極端にせよ、対象に興味があれば、ルーズではいられない。
関心を持つから、情報が入ってきて詳しくなっていきます。
お金の管理ができるか?できないか?も同じで、計算や数学が得意といった能力うんぬんより、メンタリティの違いが大きい。
お金の管理ができない人は、そもそもお金に関心がありません。
たとえば、徳井さんが脱税するつもりだったとして、最低限の義務やリスクすらも下調べしていないのならお金に「無関心」すぎる。
また、たんにルーズなだけだったのなら、それこそ「無関心」ゆえでしかない。
ひとつの可能性としては、「興味を持ちたくても、もてない」というお金への心理的な抵抗があったかもしれませんね。
お金への「思い」と「行動」の関係
お金に対する態度には、お金をどう思っているか?が影響しています。
たとえば、「好きか、嫌いか、お金とは○○だ、お金があると私は○○になる」とか。
人それぞれ、お金に対するイメージや思いというのはまったく違うものなんですよ。
その人の過去、どんな家庭環境や地域で育ったとか、どういう教育を受けたとかでも違ってきますからね。
あくまでも一例ですが、お金を管理するのはがめつい、かっこ悪いとか、お金に頓着しないほうが器が大きい、自由人、善良な人間だなど。
お金に対するこうした思いは、無意識の行動や選択に反映されていく。
無意識の行動や選択が、ひとり一人の人生を形作っていきます。
先ほどの小説では、こんなセリフがつづきます。
「好きでもないものが、向こうからやってくるはずがない。」
そういえば、徳井さんは女性好きで、女性にマメなイメージがありますよね。
もしかしたら、好きなものにはとことんマメ、そうでないものにはとことん無関心、という性質があるのかな?(勝手な推測です^^)
いずれにしろ、お金の管理ができないまま来てしまったツケは、今後の仕事に大きく響きそうです。
あなたにとってお金とは?
もし、あなたにもお金に興味がもてない、お金の管理ができない傾向があるなら、こう問いかけてみるといいでしょう。
「わたしにとって、お金とはなんだろう?」
人の数だけ、お金に対する独特の思いがあります。
お金についての「思い」は、無意識の「行動」の引き金になる。
内側にある「思い」を知れば、外側での「行動」を変えやすくなりますよ。
納税しなきゃいけないと分かっていたのに、面倒くさくて先延ばしにしてしまったとか。
また、お金がなくなるのが怖くて少しでもお金が残るようにしたくなるとか。
そこまでではなくても、お金の話を見聞きするとスルーしたくなるとか。
そうした「無意識のクセ(行動と原因)」を知ることで新しいお金との関係性を築くきっかけになるでしょう。
お金が、あなたの彼氏や彼女だと想像してみてください。
恋人にがめつい、執着しているというのは健全ではないですよね。
また、恋人に無関心なのも健全じゃないことは明らか。
がめつくならず、無関心でもない。
健全な関心を向けることで、お金との心地いい関係が築けるようになります。
「億男」は地味だけど深い、おすすめです
先日、金曜ロードショーで「億男」の映画が地上波初放送されました。
お金と幸せをテーマにした映画で、「わたしにとってお金とは?」を考えるいい刺激になるので、未見ならぜひ。
佐藤健、高橋一生とキャストが豪華なわりには、かなり地味なストーリー。
ですが、「いつもお金のことばかり考えている」とか、「無頓着すぎてお金の管理がでけいない」、「お金の話が苦手」といった人には、学びが多いと思います。
あと、30年か、50年か、・・・少なくとも生きている間は、誰しもお金と付き合いつづけるわけですから。
健全な距離感を育んで、お金を管理できる人になるきっかけになりますよ。