こんにちは!モーニングページ歴5年の小島です。
「もしもサンタに願いごとをするなら、何をお願いする?」
唐突に聞かれたら、うっと答えに詰まりやすい質問ですよね。
大人になるほど、パッとは思い浮かびにくい。
現実的に可能だろうか?とか、あれこれ考えすぎてしまうから。
欲しいもの、行きたい場所、叶えたいこと、やってみたいこと。
大好きなブランド品、海外旅行、理想の仕事、理想のパートナー ・・・ etc.
「私は何を欲しているか?」一度、思いを巡らせてみるといいでしょう。
あなたが願望を自覚していたほうが、サンタも叶えてあげやすいですからね。
そして、心に浮かんでくる願いごとが「本物」かどうか、気を付けてください。
ニセモノの願いは、どんなに奮闘努力しても叶いにくいから。
逆に「本物」を求めれば、効率的に引き寄せやすくなる。
もし、あなたが「本物」の願いを知りたければ、「モーニングページ」が助けになるでしょう。
ニセモノの願望 vs 本物の願望
私たちは他人の目や世間的な価値観に振りまわされて生きています。
もしかしたらあなたが抱く願望も、他人の目を意識したものが多いかも・・・。
「誰かにうらやましく思われたい、かっこよく見えたり、ステキに見えるようなモノや体験を手に入れたい。」
それが悪いことだとは言いませんが、他人の目ばかりを意識した願望は引き寄せにくくなってしまうんですよ。
ワクワクやトキメキといった気持ちの高まりがないと、潜在意識に願望が届かないからです。
「他人によく思われたい」という理由だけで抱く願望は、「ニセモノの願望」である可能性が高い。
たぶん追いかけても、長続きしなかったり、挫折に弱く、あきらめやすくなったりする。
心がわき立つような「本物の願望」を追いかけたほうが、余計な苦労をせず、スムーズに引き寄せやすくなりますよ。
「本物の願い」は、たとえ想像するだけでも心地いいもの。
叶う前から、あなたを幸せな気持ちにさせてくれます。
あなたの願望はニセモノですか、本物ですか?
やみくもに追いかけず、時には立ち止まって、しっかり見極めましょう。
考えるな、もっと感じよう
自分が欲している願いが、はたしてニセモノか、本物か。
それはどうやって見極めたらいいのでしょう?
あれこれ思案したところで、答えはわいてきにくい。
なぜなら、「本音」というのは頭で考えるものではなく、心で感じ取るものだから。
一説では、人は1日に2万回以上も思考すると言われています。
つまり、私たちはだいたい、いつも同じ考え事のくり返しばかり。
いくら頭で自問自答を繰り返しても、水面に浮かぶゴミをただかき混ぜているようなものです。
「本物の願い」は意識という湖水の、もっと底のほうに漂っています。
コーチングでは、心理学的な質問を繰り返すことで、本人が気づいていない「本物の願い」を無意識下から引き出します。
これに近いことを、セルフでできるとしたら、がぜん興味がわくのでは?
モーニングページを日課にする
家でこっそり、ひとりで心のうちに潜む「本当の願い」を知る方法。
わたしが絶対的にお勧めしたいのが、「モーニングページ」という筆記エクササイズです。
方法はいたって簡単!
ノートとペンを用意して「毎朝、ノート3ページ分、思いついたことをひたすら書く」だけ。
たったこれだけで、自分の本心を意識の表面に浮かび上がらせることができます。
- 書く時間帯は、ぼーっと感覚的でいられる起き抜けの朝がベスト。
- 3ページ書くと、B5のノートで30~40分は必要です。
- 時間がなければ、1ページでも2ページでも構いません。
ポイントは、考えず、素早く、正直に書くこと。
たとえばこんな感じです。
「ああ、ねむい。こんな朝早くから書くことなんてない。今日は9時から打ち合わせ。あ、そういえば部長に頼まれてたデータは・・・」。
ただ、その瞬間、わき上がる意識の流れを書きつけていきます。
倫理的に反したことや、他人には言えない欲望や恐れ、不安であっても、ためらわずに吐き出します。
世間に対して正直な物言いをしていると、トラブルを生む原因になります。
でも、自分に対しては正直になるほど、心が健康になり、願いを引き寄せやすくしてくれます。
モーニングページは長年抑え込んでしまった、あなたの「素直な気持ち」に気づかせてくれるから。
自分の心をオープンにしよう
モーニングページを書きはじめると、いままで抑圧していた記憶や感情がつぎつぎにわき上がってきます。
抑圧とは心が傷つくのを防ぐ反応ですから、抑圧のフタを開けると一時的に心への負担が増大する。
モヤモヤしたり、イライラした気持ちが続いたり・・・。
こうしたことは状況が良くなる前の好転反応です。
あまり深刻には受け取らないでくださいね。
毎日続けていけば、そのうち気持ちがスッキリとし、歯車がかみ合い始めますから。
J・W・ペネベーカー心理学博士は、こうした筆記エクササイズの目的をこう述べています。
あなたが自分自身に正直になって、自分自身をさらけ出すこと
そのため、誰かに読まれる可能性がある場合は、きちんと隠したり、シュレッダーで破棄してください。
「誰かに見られたらどうしよう」という不安があると、ノートに書く言葉は無意識に、本音ではなく建て前ばかりになってしまうので。
たまには、利き手と逆で書いてみる
なお、どうしても考えながら書いてしまう、建前になってしまう場合は、利き手とは逆の手で書いてみるのをおすすめします。
右半身は論理機能の左脳と、左半身は感覚機能の右脳とつながっています。
とくに右利きの人が左手で書くと、論理脳を黙らせ、感覚脳で言葉を引き出しやすくなりますよ。
慣れるまで時間はかかりますが、ゆっくりと書くだけでも効果はあるでしょう。
モーニングページで引き寄せが加速する
モーニングページの提唱者である作家ジュリア・キャメロンは言っています。
モーニング・ページを通して自分が本当に求めているものが見えてくると、それを得るために必要な変化を、最後には、喜んで引き受けるようになる。
長期間、モーニングページを書いていて、予期せぬ内的な力に出合わずにいることは不可能である。
内的な力とは、心の叫びであり、ささやきであり、あなたの真実の姿です。
書くことで、あなたの「本物の願い」が明らかに。
モーニングページは、あなたを幸せにしてくれる願望に気づかせ、ワクワクした気持ちにさせ、引き寄せのスピードを加速させてくれるでしょう。
《参考》
・ずっとやりたかったことを、やりなさい。(ジュリア・キャメロン著)
・こころのライティング(J・W・ペネベーカー著)