私は昔、部屋の掃除が苦手でした。
実家の父には「ごみ屋敷」と呼ばれるほどで・・・。
でも、ある時、パラダイムシフトが起きたんです。
パラダイムシフトというのは、人々の常識、物の考え方や見方が変わること。
天動説から地動説へ、というくらいに意識が変わり、いまではすっかりキレイ好き。
ルンバより高性能!と妻にも褒められるほどで^^
頭の中身が変わるって?
ではなぜ今では、ルンバをしのぐほどの掃除力が身についたのか?
・・・掃除に対する意味づけが変わったからです。
かつては「掃除ってメンドくさい、別にしなくても死なないし~」という体たらく。
それが今では、「掃除をすると運がよくなる、気分がよくなる、アイデアがわく」、そういうふうに、掃除観が変化したんですね。
まったく掃除にやる気を見いだせなかったにも関わらず、やるといいことがある、と見方が変化し、嬉々として取り組むうちに、すっかり上手に。
掃除って「めんどくさい」から「楽しい」へ、というパラダイムシフトが起きたんです。
社会は変わる、個人も変わる
たとえば、今晩、国会議事堂の真上にUFOが飛来したら、宇宙人はいるか、いないか、という議論が吹きとんで、宇宙人はいる、という世間の常識にシフトします。
電話なんて、25年ほど前までは家や街角に置かれているもの、でしたが、今では持ち歩くものに。世の中のスタンダードが変わりました。
70歳をすぎた私の両親もスマホを持ち歩き、LINEをやっているくらいですからね^^
また、昔は会社の先輩にこんなことを言われたものでした。
「お金はニコニコ現金払いが一番だよ」
ところが今、中国では露店でも電子マネーしか使えないところが増え、日本でも現金お断りの店が出はじめています。
ニコニコ現金払いの機会はどんどん減っていくでしょう。
社会は変わっていきます。どんどん変化し、移り変わっていく。
そして私たち一人ひとりの物の見方や考え方、パラダイムも変わっていかなければなりません。
たとえば、「お金って悪いもの?」「結婚ってめんどくさい?」「私ってダメな人?」なんてパラダイムを信じていたら、お金も愛も引き寄せにくいままですから。
パラダイムシフトで引き寄せる未来
あなたはパラダイムを、あまりにも当たり前すぎている「自分の感覚や常識」を疑ったことがありますか?
経済成長が右肩上がりで、社会そのものの変化に乗っかっていれば物心ともに豊かになっていく時代はとっくに終わりました。
かつて世界2位の経済大国だった日本は、とっくに中国に抜かされて、10年内でインドにも追い越されると予測されています。
これからは一人ひとりが、人生に責任をもって自分で自分を変えないと、よくて現状維持がつづくような時代なんですね。
あなたが今、苦手にしていることや、めんどくさく感じていることだって、パラダイムシフトを起こせば、喜びや楽しさに変えられるかもしれない。
「働くのって楽しいな」「お金を稼ぐのって楽しいな」「恋愛って、結婚っていいものだな」・・・
新しいパラダイムを手に入れたあなたは、どんな未来を引き寄せているでしょうか?
ちょっと想像してみてくださいね。
お金や恋愛のパラダイムを疑ってみる
とはいえ・・・、人生に変化を起こすのは、もしかしたら少し、怖いかもしれません。誰でも未知のことには、本能的に怖れをもつものですから。
それでも私たちは、たくさんのパラダイムシフトを経て、大人へと成長してきました。
この世に生を受けてこのかた、
はじめて歩いた、
はじめてしゃべった、
はじめて自転車に乗れた、
はじめて恋をした、
はじめてお金を稼いだ、
はじめて仕事を変えた、・・・
変わることが怖くなったら、すでに、ずっと変わりつづけ、成長してきたことを思いだしてくださいね。
「人生にどれだけパラダイムシフトを起こせるか?」
これまで疑うことのなかった、お金とは、恋愛とは、自分とは・・・、世のなかとは・・・、人生とは・・・・
こうした取り巻く物ごとへの見方が変化するたび、人生にパラダイムシフトが起こります。
何十年もしがみついてきた、あなたのパラダイムを疑ってください。
あなたの意識に好ましいパラダイムシフトが起きると、その好ましさに応じた新しい現実を引き寄せるようになりますよ。