愛とお金の引き寄せ心理学

努力で変わらなかった現実がするっと好転

ストレス発散!心のゴミを吐きだす方法

こんにちは、小島です!

「王様の耳はロバの耳~!」

王様の秘密を知ってしまった男が、誰にも言えず、井戸に向かって思わず叫んでしまったというイソップ童話のセリフです。

誰にでも叫びだしたくなるような瞬間ってありますよね?

でもたいていの場合、ストレスフルな体験や感情があっても、見ないふりでやり過ごしてしまうことがほとんど。

 

満員電車のイライラ、上司への怒り、友達の無神経な一言、家族への不満、理由のない不安・・・etc.

ときには「気にしないふり」も必要ですが、

ずっと抑えこんできた怒りや不満は「ストレス」となり、健康を損ねたり、意欲的な行動を妨げてしまいかねません。

 

ストレスを溜めないコツは、ちゃんと吐き出すこと。
吐き出すといっても、人前でやってしまうとトラブルになるので・・・。

今日は安全かつ科学的な裏付けもある、「ストレス発散」法をご紹介しますね。

 

「書く」と、気分や免疫機能がUPする

ストレスは免疫機能を落として病気がちにし、自律神経を乱してヤル気を失わせます。
スポーツや芸術、フィットネスといった習慣はストレス発散にうってつけ。

でも、まとまった時間と練習が必要ですよね。
もっと手軽に、すきま時間でできる解消法はないのでしょうか?

 

ストレス管理の権威であるグレン・R・シラルディ博士によると、

過去や現在の心配ごとについて「記述する」ことで、気分や免疫システムが著しく改善する。

 

積もりつもった心配ごとを書くだけで、より健康に、より意欲的になれるというのは朗報ですよね。

私たちは心配や不安でいっぱいになると、女性はとくに、誰かと話したくなります。
家族や友人、恋人との楽しい「おしゃべり」は、かたくなな気持ちをほぐしてくれるから。

ただ、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン心理学博士はこう述べています。

話しをすると、とりとめがなくなり、あちこちに飛んだり混乱したりする場合が多い。

かたや文章には筋道や構成があり、できごとに意味をもたせ、解決へ向かわせる力がある。

 

もし、楽しいおしゃべりの後にモンモンとするなら、その「感情」について専門家と対話したり、ノートとペンで「書く」のをお勧めしますよ。

 

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筆記エクササイズ「モーニングページ」

ここでは、ハリウッドでも知られる作家ジュリア・キャメロンが提唱する筆記エクササイズ、「モーニングページ」をご紹介しますね。

 

ひと言で言うと、

毎朝、ノート3ページ分、思いついたことをひたすら書く」だけ。

モーニングページは、私が死ぬまで続けたい習慣のひとつです。

 

どのくらい書くの?

B5のノートで3ページほどが理想です。無心に、素早く、ひたすら書き続けます。3ページ書くのに30~40分程かかります。

無理なく続けるなら、1ページ半、時間にして15~20分程度でもいいでしょう。
1ページ半から2ページほど書き続けると、たいてい気持ちが変化しはじめます。

 

いつ書くの?

朝、ぼーっとした起きぬけの状態がベストです。
意識が覚醒してない状態なら、理性で抑えこまず、ありのままの感情を吐き出せるから。

ただ、多くの人にとって朝は一番忙しい時間帯ですよね。
少し早起きするのが理想ですが、通勤電車で手帳に書いたり、電車の待ち時間に書くのもおすすめです。

朝はベストですが、昼や夜でも構いません。
いつ書くかより、できるだけ毎日書くほうが重要ですから。

 

どこで書くの?

ひとりで気がねなく書ける場所を見つけましょう。
大切なのは、他人に内容を知られないという安心感。

誰かに見られる可能性があると、本心を書きづらくなります。

家族が起きる前にリビングで書いたり、知り合いの来ない喫茶店で書いたりするのもいいでしょう。

 

なにを書くの?

基本的には、その時に思いついた「考えや感情の流れ」を書いていくだけです。
もしも何も思い浮かばなかったら、

「何も思い浮かばない、どうしよう、焦る~。書ける気がしない、モヤモヤする・・・、まあ、いいか、そのうち書けるかな、・・・」

このぐらいにゆるくて大丈夫です。

気を付けていただきたいのは、日誌のように出来事を羅列しても、ストレス解消にならない点です。

心理学博士のJ・W・ペネベーカーはこう述べています。

筆記する話題がどんなものであれ、客観的な経験(すなわち、いったい何が起こったのか)と、それについて感じたことの両方を探求することが重要

 

書いたノートはどうするの?

書いたノートは、シュレッダーで破棄しましょう。

誰かへの怒り、不満、心の中で繰り返す毒舌、人には言えない欲望。
たとえ倫理に反していても、わきあがる感情をそのまま書くほど効果的です。

思いっきり書くためには、ノートを見られないことが重要です。

 

同じことを書いてもいいの?

たいてい、ネガティブな感情は繰り返しわき上がります。
気になることは、気が済むまで何度でも書きましょうね。

J・W・ペネベーカーは、「特定の出来事について筆記しつづけることにより、心がとらわれのない状態になっていきます」と述べています。

心にたまったゴミを吐きだし続けると、心と体はどんどん元気になるんですよ。

 

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どんな感情でも、感じていい

喜、怒、哀、楽。

わたしたちには、どんな感情でも感じていい権利があります。
あらゆる感情に正直なら、ストレスで弱ることはありませんから。

さあ、紙とペンを用意して、いますぐ書き始めましょう。
たとえばこんなふうに。

「本当に効果あるのかな?こんな簡単なことで?ま、とりあえず、ちょっと書いてみるか、・・・」

モーニングページはけっして批判せず、愚痴や自慢、なんでも聞いてくれる友人です。
書きつづければ、あなたの心をサポートする親友になるでしょう。

 

「王様の耳はロバの耳~!」

さぁ、あなたも心にたまったゴミを、思いきりノートに吐き出してみませんか?
気分がスッキリすることを保証しますよ。

 

 

《参考》
ずっとやりたかったことを、やりなさい。(ジュリア・キャメロン著)
自尊心を育てるワークブック(グレン・R・シラルディ著)
その科学が成功を決める(リチャード・ワイズマン著)
オープニングアップ 秘密の告白と心身の健康(J・W・ペネベーカー著)

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