こんにちは、小島です!
私は去年より、スッキリした心持ちで新年をスタートさせています。
なぜならば、・・・昨年末にホクロを取ったから^^
ほっぺたに、大きい黒いやつ。
自分では気にしていないつもりでも、妻から「取ったらどう?」と勧められました。
思いきって除去してもらったら、いや~、本当にスッキリしましたよ。
もっと早く行けばよかったな。
でも・・・、病院に行くと決めてから、実際に行くまでには、けっこうタイムラグがあったんです。
気になりはじめてから数か月ほど、腰が重くてなかなか動きだせなかった。
診療の予約を入れるのがもう面倒くさい・・・。
この「面倒くさい」という心理、じつは心の中でむくむくとわく「無意識の抵抗」なんです。
変わりたいけど、変わりたくない
クライアントさんとお話していると、この「面倒くさい」という言葉をよく聞くことがあります。
人生を変えるためにお金を払い、相談に来ているのに、アドバイスを受けると、「面倒くさい・・・」という気持ちがわき出てしまう。
たしかにそういう気持ちは分かるんですよ。
ホクロを取るのも、自分のココロと向き合うのも楽しい作業ではない。
気にしないふりをしていたほうがラクですからね。
それにそもそも、
人って基本的には「変わりたくない」生き物なんです。
いえ、頭では「変わりたい」けれど、心理的には「変わりたくない」ってじたばたしてしまう。
潜在意識は「明日が今日と同じである」ことをいつも望んでいますからね。
私がホクロを取るのをメンドクサク感じていたのは、自分が変わってしまうのが怖いと、思っていたせいかもしれません。
大きなホクロなんてないほうがいいって頭では分かっている。
けれど、それでもなんだか・・・、
馴染みのある自分ではなくなることに、理屈に合わない違和感を感じていた気がするんですね。
自分の存在にダメ出しされたくない
また、何より大きかった心理的な抵抗感がこれ。
「診察されるのが怖い。」
まだ中学生の頃に、近眼でコンタクトレンズを作りに行ったことがありました。
母親に連れられて、横浜の大きな眼科医のところへ。
検眼してもらったら、白衣を着た若い男性にこう言われてしまった。
「ひっでぇ、目だな。」
今にして思えば、完全にハラスメントですが、まだ子どもでしたからね、母にも言えず、ただただ、傷つくばかりで。
目を悪くしたのはゲームのしすぎとか、いろいろ自分に原因はあったでしょう。
たしかに、自業自得。
でも、目が悪いことで自分の存在を否定されたような気がして、ものすごく悲しかったのを今でも覚えています。
大きなホクロを抱えて病院に診療に行ったら、「でっけぇホクロだな」、そう言われそうな気がして怖かった。
自分の存在にダメ出しされるのでは?と勝手に思い込んで、いい大人が少し怖がっていたのかもしれませんね。
「面倒くさい」にひそむ心理って、なかなか奥が深いと思いませんか?
メンタルブロックが悩みを作る
仕事でも恋愛でも、私たちはいろんな悩みを抱えながら、日々を生きています。
みんな頑張って一生懸命に生きている。
そして、その悩みを作り出しているのは「勝手な思い込み」であることが多い。
そうした人生の妨げになっているネガティブな思い込みを、「メンタルブロック」と言います。
たとえば、
「お金は悪いもの」
「お金を持つとトラブルになる」
「人は私を無条件で愛してくれない」
「私の本心には価値がない」
「誰も本気で相手にしてくれない」
などなど・・・。
人は考え方や感じ方のクセに応じて、無意識に選択し、日々、行動しています。
そういったメンタルブロックって、自分で確かに作り上げたものもあるけれど、その大半は環境や体験によるところが大きく、そもそも自分のせいじゃない。
自分のせいじゃないけれど、自分で解決しなきゃいけない・・・という理不尽さは、メンタルブロックの厄介なところです。
ホクロと何だか似てるなって私は思うんですよね。
ホクロって気を付けようがないのになって。
たしかに紫外線を避けたり、クリームを塗って予防したり、いろいろできるだろうけど、体質の影響が大きいですしね。
ホクロのある自分を病院で責められるような気がしたのは、メンタルブロックを抱えた自分を人から非難されたら・・・って感じるのと、少し似ているかもしれません。
本当はどちらもただの症状で、その人の本質や価値とは無関係。
そう思って、面倒くさいながらも病院へ行ったら、当然ですが、罵倒されることはなく、淡々と治療してもらえて、虫歯治療のごとく処置してもらえました^^
もちろん、メンタルブロックはなかなかそう簡単に行きませんし、時間がかかることも多い。
それでも、「自分がどんな思いグセに縛られて、不自由な人生を生きているか?」と自問してから、こう想像してみてください。
そのブロックを取り去ったあとに、どんな清々しい日々が待っているか?
もしかしたら、人生を変えるうえでの邪魔者、「面倒くさい」という心理的な抵抗感がやわらぐかもしれませんよ。
そして、よりよく変わっていくことをドキドキしながら楽しんでいきたいですね。