「お金が怖い」がなくなると、もっと豊かになります。
こんにちは、小島です!
「お金が怖い」と言うクライアントさんがときどきいます。
そのパターンには2種類あり、一つはお金を使うのが怖い場合。
もう一つはお金そのものが怖い。
どちらもその根底には、お金との不健全な関わりが影響しています。
お金の思いとしっかり向き合い、恐怖心がやわらげば、今以上にお金に愛され、不思議と豊かにもなりますよ。
お金を使うのが怖い
お金を使うのが怖い・・・、なぜなら、使えば減るから。
それは小学生でも分かることで、お小遣いを使ったら減るので困るな~という単純な話です。
ただ、次のお小遣いがやってくれば、使うのは怖くなくなりますよね。
大人も同じで、お金が減ることへの恐怖というより、また入ってくる、十分に稼げている、お金に好かれている、という思いを育むと、お金を気持ちよく使えるようになります。
もし、夜、寝る時ですらお金の不安がわいたり、朝、起きたらまっさきにお金のことを考えてしまう・・・。
こんな状態なら、お金を使うことで何が困るのか?と自問してみましょう。
お金が減ることで、どんな安心が脅かされるのでしょうか?
なお、人によってはお金があることで「私には価値がある」と感じる人もいます。
この場合、お金を使うことは「私の価値を減らす行為」なので、お金を使うのが怖くなったりします。
お金そのものが怖い
次は、お金そのものが怖いというパターン。
こちらは、お金を見たり、触ったりすると不安や焦りがわいてくるという状態です。
お金のあるなしは関係なく、その存在自体に嫌悪感があるんですね。
こういう人たちはお金を過剰に嫌い、「お金のない世界へ行きたい」と言うことがあります。
こうなると、無意識にお金のない状態を作りだします。
現代社会で生きていくにはお金は必要なので、働いたりして収入を得ます。
けれど、お金のために働きながらも、潜在意識下ではお金を遠ざけておきたい。
すると、働くことに意欲がわかなかったり、うまく稼げないとか。
十分な稼ぎを得ていても、それ以上に使ってしまったり。
お金は怖いものなので手元に置いておきたくない、という深層心理が働くからです。
お金が怖くなる根本原因
「お金を使うのが怖い」「お金が怖い」・・・なぜ、こうした感情がわいてしまうのでしょう?
そこにはお金にまつわる過去が深く影響しています。
たとえば、両親がお金がないことでケンカしているのをよく見ていた、という体験があるとしましょう。
こうした子供が成長すると、お金があるとトラブルになる、お金は人を狂わせる、お金がないことは不幸の元だ、お金さえあれば幸せになれる、・・・などの極端な思いを抱くようになります。
すると、お金を使ったり、減ってたり、または逆にお金を持つことを不快に感じるようになるんですね。
また、映画やドラマ、もしくは両親や祖父母からお金にまつわるネガティブ情報を刷り込まれている可能性のあります。
お金持ちは悪い奴だ、お金は卑しいものだとか。
すると、お金への嫌悪感が潜在意識にへばりついてしまうんですよ。
私たちのこうした思い込みは、幼少期の7歳頃までに作られます。
この時期は脳がやわらかく、見聞きしたことをそのまま信じ込んでしまう。
その思い込みが正しかろうと、間違っていようと。
こうした過去に根付いたネガティブな思い込みを抱えたままだと、大人になってお金を使うとき、お金のことを考えるとき、恐れが再燃してしまうんです。
どうしたら、お金が怖くなるか?
ではどうしたら、お金への恐怖や嫌悪が解消し、もっとお金とラクに付き合えるのでしょう?
根本的には、お金にまつわるネガティブな体験や、根拠なく信じているお金への誤解を見つめ直すことです。
「このお金が怖いという思いは、本当に真実だろうか?」
たしかに真実としか思えない感情も、過去を再検証し直すと変化することがあります。
じつはよく考えてみると、お金は怖くなかった、ずっとお金に満たされてきたと気づいたりするんですね。
幼少期にお金で苦労したとか、お金を原因とした怖い体験がある場合も、その体験と向き合い直すことで怖さがやわらいだりもする。
恐怖や嫌悪感というのは味わい直すことで、そのネガティブ性を溶かせるようになっていますから。
お金というはの暮らしや命の存続、はたまた尊厳に関わってくる人生の重要要素。
だから、お金を使ったり、減ったり、はたまたお金を持ち続けることが過剰なストレスになる人もいる。
それは性格とかでなく、過去の体験が大きく影響しています。
もし、心当たりがある人は、お金にまつわる過去としっかり向かいましょう。
お金と距離を置いて、もっと客観的に眺められるようなります。
お金に入れ込み過ぎず、感情的にならず、もっとフラットに扱えるようになりますから。
そのほうがお金に愛され、巡りも良くなりますので。