その幸せ、ちゃんと味わってますか?
こんにちは、小島です!
家族からこんなクセを指摘されました。「朝、パンをじっくり見ながら食べてるよね。」「パンを見つめながら食べるんだよね」
たしかに、これ、美味しいな~、なんでこんなに美味しいのかな、って感じると、ためつすがめつ、喜びに浸ってしまいます。
何というか今ここにある幸せを味わう・・・、そんな習慣がついてるんですね。
ということで、この記事のテーマは、幸せを引き寄せる脳トレーニングについて。
あなたはちゃんと、目の前の幸せを味わっていますか?
今ある幸せを味わうか、スルーするかで、これから引き寄せる現実の質が変わりますよ。
なぜ、脳は幸せをスルーするのか?
海外から帰ってくると、日本の便利さや安全性に気づいてありがたみを感じる、なんて話をよく聞きます。
それと同じように、恋愛や結婚生活、金銭事情や仕事、人間関係・・・、じつは恵まれてるのにその実感がない、なんてことが私たちにはちらほらある。
いくつか具体例をあげると、
- 新しいスマホを使うたびにワクワクしていたのが、そのうち当たり前になってしまう
- パートナーの存在が当たり前で感謝の気持ちを忘れる
- 健康であることの有難さを、病気になるまで実感できない
- 安定した仕事があることの価値を見失う
- 美しい景色や季節の変化に鈍感になる
・・・
ちらほらどころか、しょっちゅう、かもしれませんね。
脳は、冷蔵庫のブーンという音も、日常的には起きない災害も、「変化しないもの」はフィルターで除去する。
(神経心理学者 リック・ハンソン)
これはつまり、見聞きし慣れたものをスルーする、「慣れ」という脳の働きのせいです。
変わらないものはスルーして、変化のあるものに注意を向ける。
そのほうがはるか古来より、獲物を捕えたり、危険を察知したりしやすい。
でもその反面、「今ある幸せ」にも慣れて、ちゃんと味わえないデメリットが・・・。
幸せを感じ取れないし、幸せなことを引き寄せづらくなります。
不満は不満な現実を引き寄せるから。
幸せが幸せを引き寄せる
私たちはどうしても、今すでに持っている幸せな状況をないがしろにしてしまいます。
「ある」ものではなく、まだ「ない」ものに注目し、追いかけようとする。
けれど、この状態のままだと、足りないという意識で足りない現実を引き寄せます。
なので何はなくともまず、今ある幸せなことをスルーせずに気づくこと。
すると、「ない」よりも「ある」という充足感が磁石となり、思わず「ああ、幸せだな~」と感じるような出来事が増えていきます。
そのためにシンプルな脳トレを紹介しますね。
「幸せを感じたら、10~20秒程度、その体験や感情をしっかり噛みしめる」
ああ、幸せだな~、なんて呟いてもいいです。
胸があったかくなるような感覚や、充足感を味わってみてください。
もともと、赤ちゃんや子どものときは幸せをフルに受け取っていました。
あんなことやこんなことや、見るもの聴くもの、触れるもの、味わうものが新鮮で、取り巻く世界が輝いていたから。
でも、私たちは成長とともに多くのモノや体験に慣れていきます。
どんどん、脳が幸せをスルーしまくって、何だか幸せじゃない、そんな感覚に支配されるんですよ。
でも、「幸せをかみしめる」習慣がつくと、脳が幸せをキャッチしはじめます。退屈だった世界で、彩りを感じるようになる。
小さな幸せにも気づきやすくなり、どんどん愛や豊かさを引き寄せるようになっていく。
幸せが幸せを引き寄せる。
心が現実を創っているからです。
簡単10秒、幸せを引き寄せる脳トレ
目の前の幸せをかみしめないと、脳がその幸せをスルーして、「幸せを感じられません」。
幸せを感じないから、幸せを遠ざけることになる。
けれどちゃんと目の前の幸せをかみしめる習慣ができれば、脳が幸せをキャッチして、「幸せを感じられる」ようになっていく。
そうなれば、幸せを感じるから、幸せを引き寄せる状態になります。
かみしめる幸せは、スペシャルな出来事でなくていいんですよ。
日常のささやかなところに、いつも幸せはありますから。
とは言っても、ピンと来ない人にはこんな脳トレを。食事中の一口、一口を、じっくり味わいながら食べる。
忙しい人や、TVやスマホを見ながら食べてしまう人は、せめて最初の一口だけでも、じっくりと10~20秒かけて、味わってみましょう。
舌の感覚に意識を向け、その美味しさに浸ってください。
味わえば、ありがたいと感じます。
自ずと幸せな気持ちがわいてくる。
その幸せに浸る時間が頻繁になるほど、脳で幸せを感じる力が高まります。
そのうち、食事以外の幸せや喜びも味わいやすくなりますよ。
つまり、幸せを引き寄せやすい脳に変わっていく、ということですね。