幸せなはずなのに、幸せを感じないときって、ありませんか?
こんにちは、小島です!
特段の不自由なく、毎日、暮らせている。
仕事があって、友人もいて、周りを見渡せば、恵まれていると感じることも多い。
そう頭では分かっているのに、「幸せを感じない、感謝の気持ちもわかない」。
もし心当たりがあるなら、あなたの幸せ脳はOFFになっているかも?
幸せを感じない、2つの理由
恋愛や結婚、仕事がそこそこ順調であっても、日々、くり返すにつれ、私たちは退屈していきます。
かつては熱望していた幸せでさえ、時間とともに色あせて見えることがある・・・。
これは見慣れたものをスルーする、脳の「慣れ」という働きによるものです。
もし、あなたが幸せを感じないなら、2つの理由が考えられる。
- 仕事、愛情、お金、人間関係などに現実的な不備があり、はたから見ても満足を得にくい状況にいる。
- 脳の「慣れ」によって、「今ある幸せ」が見えなくなっている。
さて、あなたはどちらでしょう?
あなたの幸せスイッチはONしてる?
現実的に不満がある状態とは、たとえば、恋人が欲しいのにできない、お金がない、仕事で評価されないとか。
そうした場合は、何かしら行動を起こしたり、心の変化を促すことで解決を促すことができます。
ただ、恵まれた状況なのに、なぜか「幸せを感じない」なら、脳内で「幸せスイッチ」がOFFになっているせい。
脳は、冷蔵庫のブーンという音も、日常的には起きない災害も、「変化しないもの」はフィルターで除去する。
(神経心理学者 リック・ハンソン)
私たちの脳は、変化するものに気を取られ、ずっと変わりなくあるものは無視します。
そのほうが何かを新しく獲得したり、危険を避けやすいから。
反面、「今ここにある幸せ」にも慣れて、気づきにくくなります。
幸せなはずなのに、幸せを感じられなくなる。
幸せを感じない状態から抜け出すために
ではどうしたら、ちゃんと幸せを感じられるのか?
シンプルな習慣をひとつご紹介しますね。
「幸せを感じたら、10~20秒程度、その体験や感情をしっかり噛みしめる」
誰の暮らしのなかにも、必ず幸せな瞬間はあります。
ただ、変わらないものとして脳が処理するので、喜びや幸せがあることに気づけない。
手に入れても、手に入れても・・・、その満足感はすぐに去る、
まだ足りない、もっと素敵な何かをと探し続けてしまう負のループ。
これは人間のエゴ(自我)が引き起こす悩ましい状態ですが、「幸せをかみしめる」ことが抜け出すきっかけになります。
脳内の幸せスイッチがONになるんですよ。
誰でも、赤ちゃんや子どものときはスイッチがONでした。
見るもの聴くものが新鮮で、取り巻く世界が輝いていたから。
でも、成長とともに、多くのモノや体験に慣れていく。
脳が幸せをスルーするようにクセづいてしまうんですね。
「幸せをかみしめる」習慣がつくと、脳が幸せをキャッチしはじめます。
退屈だった世界で、幸せを感じるようになる。
かみしめる幸せは、必ずしもスペシャルな出来事でなくていいんですよ。
日常のささやかなことに、いつも幸せはあります。
毎日10秒、幸せスイッチをONにする
と言っても、どんな時に、どんな幸せをかみしめればいいか、分からないですよね。
そこで、私からひとつご提案。
今日からはじめられて、たった10秒でOK!
それは「食事」を味わうこと。
つい、TVやスマホを見ながら食べてしまう人もいるでしょうが、惰性で食べていると「あ~、美味しい~、幸せ~♪」という喜びを、脳がスルーします。
幸せを感じるスイッチがOFFになる。
だから、食事中の一口、一口を、じっくり味わいながら食べる
ずっとがムリなら、せめて最初の一口だけ、じっくりと10~20秒かけて、味わってみましょう。
舌の感覚に意識を向け、その美味しさに浸ってください。
味わえば、ありがたいと感じます。
自ずと幸せな気持ちがわいてくる。
その幸せに浸る時間が頻繁になるほど、脳で幸せを感じる力が高まります。
そのうち、食事以外のありふれた日常であっても、幸せを感じるようになりますよ。