私がまだ、アラフォー独身時代のこと。
酒に酔った勢いで、つい「なぜ、自分はまだ、結婚していないのか?」について、友人たちに力説してしまったんですね。
好みの異性に出会えないだとか、仕事が忙しくて余裕がないだとか。
そうしたら、年下の既婚男子からキツーイひと言。
「う~ん、あれこれ考えすぎですよ。笑」
イラっとしました。でも、図星でした。
私は考えて、考えるばかりで、「好きがわからない」人だったんですよ。
好きがわからない
みなさんはどうですか?
「好きな人ができない・・・」という人がいます。
「好きな仕事が見つからない・・・」という人もいます。
そもそも、「好き」という気持ちが分からない・・・。
「好き」って、いったい何なんでしょうね?
ざくっと表現すれば、その人やそのコトを考えて、ときめいたり、ワクワクするか?だと思うんですが・・・、
考えすぎると、その「好き」がわからなくなります。
「思考」が「感情」を上回って、損得ばかりになってしまうから・・・。
「損か、得か」 これって私たちにはおなじみの、判断基準ですよね。
仕事はもちろんのこと、結婚や恋愛にだって、「損か得か」が顔をのぞかせる。
けれど、損得だけだと、むなしいんです。
むなしくなって、モチベーションが落ちる。
だってそれだけじゃ、仕事も恋もつまらないから。
あなたの毎日には、「トキメキ」がありますか?
好き=トキメキ
最近ときめいてないな~。
30歳を過ぎると、そんな人が増えていくような気がします。
トキメキと言って私が真っ先に思い出すのが、片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さん。
「トキメキ」という言葉を、海外にまで広めてしまったすごい女性ですよね。
英語の翻訳版では、ときめきを、スパーク・ジョイ(spark joy)と訳しているそう。
喜びをスパークさせる?なんだか、すごそうです。
こんまりさんは、部屋の片づけ方を教えてくれる人ですが、片づけるための基準が、その「トキメキ」。
物を捨てるかどうかは、「トキメキ」を基準にして判断します。
必要か不要か、損か得か、を基準にはしない。
ときめくか、ときめかないか。
なーんだ、トキメキで判断するなら、簡単じゃんって思いますよね。
でも、実際は「ときめくって、何?」「どんな感じがときめき?」、つまり、好きかどうかが分からなくて、悩む人も多いそうです。
「考えるな!感じろ!」の実践エクササイズ
いつも、損得だけで物事を判断するクセがついていると、「好きがわからない」人になります。
人間、使っていない機能や能力は衰えてしまうから。
けれど、ときめきを頼りにして、物事を選び取っていくクセを取り戻せば、思わぬ偶然や必然を引き寄せやすくなりますよ。
恋愛でも仕事でも、あなたの「好きな人や仕事」を引き寄せやすくなる。
偉大な格闘家でハリウッドスターのブルース・リー、彼のもっとも有名な言葉をご存知ですか?
Don’t Think. Feel!(考えるな、感じろ)
このトキメキで片づける、というのは「考えずに感じるため」のいいエクササイズなんですよ。
たとえば・・・、クローゼットの洋服を片づけて、「トキメキ」センサーを磨いてみてはどうでしょう?
今、家のクローゼットにあるたくさんの洋服たち。
そのすべてが必要な服ばかりじゃないですよね?
もう着ない服や、思ったほど気に入ってない服もたくさんあるはず。
ひとつひとつ、洋服を手に取って、「ときめくか、ときめかないか?」そう問いかけながら、残すか?捨てるか?を判断していきましょう。
考えずに、ぱっぱとできるようになったら、トキメキセンサーの感度が上がってきた証拠です。
「好き」を感じて、恋も仕事も引き寄せる
けれどもし、いつか着るかもしれない、せっかく買った、高かったのに、もったいない。
そう感じることが多いとしたら、頭で「損得」を考えすぎて、心で「好き」を感じられていない、ということかもしれません。
そういう時はたぶん、好きな人や、好きな仕事が分からなくなっている。
何が好きか分からないと、好きな人はもちろん、モノやコトだって引き寄せられません。
「トキメキ」のセンサーを磨くと、人生のあらゆる場面で活かせるようになります。
考えなくても、この人が「好き」と分かるようになる。
考えなくても、この仕事が「好き」!とひらめくようになる。
長年、使っていなかった力でも、少しずつ練習すれば取り戻せます。
だって子どもの頃はみんな、トキメキながら暮らしていたんですから。
「好きがわからない」からの脱却。
今よりもっともっと、毎日がキラキラしますよ^^