先日、ブログの読者さんから、こんなご質問をいただきました。
「お金を稼ぐためには、自分を犠牲にする必要があります。
自分が満足しながら、他人に喜んでお金を払ってもらうことはできないですよね?」
これは、「お金は後からついてくるのか?」という過去記事について頂いたもの。
他人を満足させるためには、自分を犠牲にしなければならない・・・。
たしかに、そうだ!と共感される方、たくさんいらっしゃるかもしれませんね^^
その記事では、好きなことをしてお金を稼ごう、これだけだと、自己満足の趣味になってお金につなげられない。
かと言って、お客さんや他人のニーズにばかり応えていると、自分が犠牲になってつらくなる。
だから、自分の満足と他者の満足の接点を見つけると、win-rose ではなく、win-win の道が見つけやすくなりますよ、というメッセージでした。
ただし、夢見がちなキレイごとに聞こえてしまうんですよね。。
以下に私の回答メールをシェアします(お名前、引用箇所などは修正)。
同じように感じている方々の、なにがしかのご参考になれば・・・。
自分を犠牲にしないと、お金は稼げない?
佐藤 さま
ご質問ありがとうございます。
自己満足と他者満足の接点を見つける。
こんなふうに書くと、ずいぶんキレイごとに聞こえますよね^^
私もかつて、こう思ってました。
自分を犠牲にしないと、お金を稼げない、社会でやっていけない。
そうして、ずい分と長い間、苦しい思いをしました。
がんばってる割に、報われないなと、ヤル気を失った時期もあります。
ちなみに、私は成功者でも、お金持ちでもありません。
ただ、少しずつですが、自分が楽しく働きながら、お金をもらい、お客様にも満足いただける状況が生まれつつあります。
発展途上ですが、その道を歩いているなと実感しています。
ちなみに、私は今、お金にならないご質問に80分かけて返信しているわけですが・・・^^、私は佐藤さんを満足させるために、自分を犠牲にしているのでしょうか?
答えは、ノーです。
今回、頂いたご質問は、多くの方がジレンマとして抱えています。
自分でもあらためて、考えるきっかけになりました。
佐藤さんからお金をいただくことはできないでしょうが、それでもこのメールを書くことで、他の有料のクライアントさんを励まし、勇気づけるためのひとつの考え方を手に入れつつあります。
「自分を犠牲にしないと、他人を満足させられない」で終わるのではなく、「どうしたら、自分の満足と他者の満足の接点を作れるか?」と自問してみる。
たったそれだけでも、思わぬアイデアがわく経験を何度もしていますので。
今もまた、このメールを書くことで、私の自己満足と、佐藤さんの満足の接点を見いだそうとしているのかもしれませんね。
喜んでお金を払う人などいない?
ところで、
「喜んでお金を払う人などいないですよね?」
このことについて、ひとつ質問をさせてください。
「本当に、喜んで払う人を見たことがありませんか?」
私は好きなアーティストのライブや、好きな映画を観るときは、ワクワクしながらお金を払います。
佐藤さんは、大好きな映画を観たり、アーティストの音楽を聴くために、ワクワクしてお金を払ったことはありませんか?
そして、そのスターやアーティストたちは、自分を犠牲にしながら、ファンを喜ばせているのでしょうか?
・・・
自己満足と他者満足の接点を見つける。
もちろん、簡単ではありませんし、誰にでもできることではないのかもしれません。
それでも、私はその接点を見つけたいと思います。
自分を犠牲にして、あと何十年も働きつづけるなんて、まっぴらごめんですから^^
私がブログに書いていることは、大半の人にとってはキレイごとにしか聞こえません。けれど、そのキレイごとを少なからず、実現している人がいるのもまた事実です。
もがきながらも、心からの充実を模索している人たちのために、私はよかれと思ってブログを書いています。
すべての人に当てはまることを書く力量が私にはありませんので、その点はどうかご理解ください。
佐藤さんもまた、ご自分の信じていることを大切にし、充実した日々を過ごされますこと、心より願っております。
何かのご参考になりましたら幸いです。
(以上、ここまで)
自己満足と他者満足の接点を見つける
どんな考え方、感じ方があっていいんだろうと思います。
正解も不正解も、いいも悪いも、どうでもいいのかもしれません。
ただ、今のままでうまくいっていない、ハッピーじゃない、充実してないということであれば、今持っている考え方や感じ方に、疑問を持ってみてもいい、とは思うんです。
自分にOKが出せるなら、それほど幸せなことはありません^^
人生を肯定できて、自然にエネルギーがわいてきますから。
ちなみに、この翌日、「・・・あまり参考になりませんでした。」というお返事をいただきました。
私が思っていた状況と、ご質問者さんの現実に大きなズレがあったようです。
メールの文面のみで、勝手にこうだろうと決めつけてしまったんですね(反省)。。
なので今回、「自己満足と他者満足の接点を見つける」ことに失敗したわけですが・・・^^。
それでも私はこれからも、その接点を探し続けていくつもりです。
誰かの犠牲のうえに成り立つ幸せは、本当の幸せではないですからね。