こんにちは、小島です!
以前、こんな言葉にハッとさせられたことがあります。
ロッキングチェアに腰かけて、せわしなく揺らすだけ。
決してどこかへ向かっているわけではない・・・。(出所不明)
慌ただしく過ぎる毎日のなかで、「いったい、何をやってるんだろう・・・」と虚しさを感じることはありませんか?
どこかに幸せを置き忘れてきたような感覚はないでしょうか?
仕事や上司、家族からの要求に応えるばかりの毎日では、心からの充実は味わえませんよね。
私たちはロッキングチェアから立ち上がり、「自分の幸せ」へと歩きはじめる必要があります。
「誰かのため」だけで、すり減らない
かつて、男性は仕事で、女性は家庭だけで幸せになれた時代がありました。
結婚して役割分担し、国の経済成長とともにお金が増えて、豊かな生活ができました。
男性は家庭に無関心でも許されましたし、女性は外で働くことに無関心でもよかったんです。
いまは経済が鈍り、女性の社会進出もあって共働きの家庭が増えています。
男女ともに関心を寄せなければならない事が増えましたよね。
仕事、家庭、子育て、趣味、友人、健康、さまざまなことの両立が求められています。
多くの人が自分を脇に置いて、誰かのために心身をすり減らしている。
「誰かのため」に生きてばかりでは、否定的な気持ちが強まります。
わたしは犠牲になっている、会社や家族に尽くしている、こんな感情がわき上がってきたら、気をつけて!のサイン。
忙しさばかりで本当の幸せから遠ざかっているかもしれませんよ。
人が本当に力を尽くせるのは、「自分の幸せ」に貢献してくれる事柄です。
「自分の幸せ」を明確にする
あなたは「幸せとは何か」を考えたことがありますか?
コレとコレを大切にして生きていきたいと、はっきり言えるでしょうか?
世界で最も有名なカリスマ・コーチであるアンソニー・ロビンズは、「人は、定義づけしたものを体験する」と述べています。
「幸せとは何か」を曖昧にしていると、本当の幸せを体験しづらくなってしまう・・・。
なによりもまず、「自分の幸せ」に貢献してくれる事柄を明確にしましょう。
みずほ総合研究所の幸福度に関するアンケート調査(日本人の幸福の源泉を探る/2008実施)に、「将来、幸せになるためにはどのようなことが必要だと思いますか?」という質問がありました。
上位回答は、次のとおりです。
- 「家族・家庭」13.3%
- 「お金」12.5%
- 「生活」11.6%
- 「仕事」7.0%
あなたなら、どう答えますか?
・・・
お金や仕事のために真っ先に犠牲になるのは、家庭や愛です。
多くの人がお金 or 愛 で考えがちですが、現実的な幸せには「経済的な不安が少ないこと」と「親密な人間関係から得られる愛情」が不可欠。
私自身は「お金と人生のバランス」を大切にしています。
単にお金や仕事に60%、家庭や愛に40%といった「時間配分」のバランスではありません。
「人生で何を大切にするか」という、価値観をバランスさせたいんです。
価値観がアンバランスだと、大切なものを犠牲にしますから・・・。
お金と愛のゴールデンバランス
下記の図は、「お金と愛のゴールデンバランス」と私が呼んでいるものです。
愛を土台にして、お金や仕事を育てるという「価値観」の調和(バランス)を表現しています。
何だか理屈っぽくて分かりにくいかもしれませんが、簡単に説明しますね^^
まず、地下の「MIND」は潜在意識、地上の「LIFE」は人生を表わしています。
私たちの人生を作っているのは、95%の潜在意識。
「潜在意識」がハッピーなら、「人生」もハッピーに展開します。
そして地上の人生で、「幸せ」という家を建てるんです。
「愛」や「家族」を土台に、「お金」「仕事」を上ものにして。
土台(愛)が大きく安定していると、上もの(お金・仕事)も大きくできる。
上もの(お金・仕事)のほうが土台(愛)より大きくなると、バランスが崩れて「幸せ」は倒壊しますが、「価値観のバランス」がとれていれば、人生が安定します。
こんなふうに人生(価値観)のバランスを意識してみると、混乱したときも「何を大切にするか?」に迷いが少なくなり、選択も行動もスムーズになるでしょう。
ご自分なりのバランスイメージを作るときは、あなたの生きがいが仕事であれ、趣味や社会貢献であれ、その土台にはいつも「愛」を置いてほしいと、私は願っています。
また、見せかけや一時的な自尊心を満足させてくれるものに惑わされないよう注意してくださいね。
周りにどう思われるか、どう思われたいかの他人基準で考えると、「自分の幸せ」から外れていってしまいます。
そこで、こんな質問をご自分に投げかけてみるといいでしょう。
「どんな瞬間に、わたしは幸せを感じているだろう?」
お金、愛、仕事、すべて大切にする
世界150ケ国の世論調査を行なったギャラップ社のトム・ラス&ジム・ハーターは著書「幸福の習慣」で次のように述べています。
仕事の幸福度が高い人は、家族や友人との時間を犠牲にして長時間働いていると思われがちですが、調査の結果を見ると、彼らは人生を楽しむ時間を仕事以上にしっかりと取っています。
彼らは、家族や友人と過ごす時間を、ありふれた当たり前の時間とは考えず、すばらしい価値ある時間として大切にしていて、それがまた、毎日の仕事への愛着につながっているのです。
あなたの作るバランスイメージは、幸せの方向を指し示してくれるコンパスです。
「自分の幸せ」に向かって、ここから堂々と歩き出しましょう。
辿りつくまでの道筋は、一歩を踏み出すたびに明らかになりますから。