あなたは欠乏感に気づいていますか?
こんにちは、小島です!
もう2年前ですが、半年間で6キロも太りました。
コロナ禍になって、まあ、外出も減り、運動不足と食べ過ぎで。
毎晩、夕飯のあとにポテトチップスを一袋。そうしたら、お腹だけポッコリに・・・。
お風呂で足先をごしごし洗ってると、ぽっこり腹が邪魔して息がくるしかった。
ひっ~~~、生活習慣病になる~
これはアカンと思って、ある日、お菓子断ちを始めました。
夕飯後のポテチも、仕事の合間のチョコレートも。
なんてストイックな・・・、と思うかもしれませんが、別にムリに我慢したんじゃないんですよ。
食べたいっていう無意識の衝動をやわらげただけなんです。
なぜ、食べても、食べたくなるのか?
食後のデザートは別腹!なんて、誰がうまいこと言ったんでしょう。
妻も娘もまるで免罪符のように別腹、別腹・・・と唱えています^^
本当に不思議ですね。
なぜ、十分食べても、もっと食べたくなるのか?
確かに別腹ですが、その腹は体にあるんじゃない、私たちの心にあるんです。
物理的には満たされているのに、まだ足りない、とわきあがる感覚のことを「欠乏感」と呼びます。
この欠乏感が強いと、食欲でも物欲でも、キリがなくなってしまう。
欲しい、欲しい、まだ足りない・・・の無限ループ。
満腹感も栄養も「足りている」のに「もっと欲しい」。
それは、身体の欲求ではなく、心の欲求なんですね。
この欠乏感を手放したら、4~5か月ほどで通常体重に戻りました。
口さみしくて何となく食べてしまう、そういう習慣がなくなったから。
まったくお菓子を食べないわけじゃありませんよ。
家族が買ってきたいちご大福とか、娘が分けてくれるきのこの山。
美味しいし、うれしいんでちょこちょこ頂きます。
でも、食べ過ぎることは本当になくなりました。
「~しすぎ」には欠乏感が効く
食べ過ぎ、飲み過ぎ、それから買い過ぎ・・・とか。
心当たりがある人は、罪悪感との闘いですよね。
「あー、またやっちまった!控えようって決めたのに」
でも、この何かの「しすぎ」って欠乏感を手放すと、収まるんです。
たとえば他にも・・・、私は以前、本を買っては読まないことがかなりありました。
本屋に行っては、何かないかなとふらふら歩きまわったり、ネットで古本を何冊もまとめ買いしたり。
でも、買うわりに読まなくて、積読(つんどく)が増えていく。
気づいたらそうなっていて、意志の力では状況が変わらなかったんですよ。
それを何とも思っていなかったし。
でも、ある日、本を買い漁るときの自分の気持ちに気づいたんです。
「今の自分のままで大丈夫だろうか・・・、足りていないのでは?早くレベルを上げなければ!」
そんな焦りと不安でいっぱいな時ほど、私はどんどん本が欲しくなる。
もっと知らなければ、もっと学ばなければ・・・。
まさに欠乏感の現れです。
本を買えばいったんは解消されるんですよ。
でも、根本的に何かが変わったわけじゃないので、しばらくしたら、新しい本が欲しくなる・・・。
今はすっかり変わりましたよ。
その時々、必要な本、読みたい本だけを買います。
いい本だなと思えば、くり返し読むこともある。
ああ、なんか丁寧に生きてるな。
そんな実感があります。
「足りない」から、「足りている」感覚へ
「足るを知る者は富む」(老子)
この言葉、一般的には、現状に満足できる者は貧しくても心は豊かで幸せだ、という意味で知られています。
もしかしたら、そんな考え方に反発を感じる人もいるかもしれません。
向上心がないような、現状に甘んじて諦めるような、そんなネガティブな印象にも受け取れるから。
でも私には、こんな意味に思える。
足りている感覚がある人は、自然に足りている現実を引き寄せる。
「足りない・・・」という感覚は、私たちの暮らしのあらゆる場面で顔をのぞかせ、お金や時間、健康、人間関係などを壊します。
でも、「足りない」感覚が癒えれば、身体や頭や環境にもっと詰め込まなければ・・・、という無意識の衝動がなくなる。
今すでにある現実の豊かさに気づき、満足度とともに波長が高まる。
満たされた現実と共鳴し、引き寄せるがはじまるんですね。
なぜって、今の私たちの意識状態が、これから引き寄せる現実に影響しているから。
食べ過ぎる、飲み過ぎる、買い過ぎる・・・、心当たりがあったら、あなたの中にある「足りない・・・」という感覚に注目してみてくださいね。
ポテチの食べ過ぎで6キロ太った私も、その欠乏感を手放しました。
ごく自然に、体がスリムになりましたので。