よく見る夢には、あなたを心の重荷から解き放つヒントがあります。
こんにちは、小島です!
私は寝る前に怖いTVを見ると、そのまま夢に出てくることがあります。
悩みや希望なんかも、けっこう夢に反映されてしまう・・・。
「ほとんどの夢は、起きているあいだの出来事の断片をつなぎあわせたものになっている。
それらの断片は比較的なじみのあるもので、夢を見る人の興味や関心を反映する。」
(脳神経科学者 ペネロペ・ルイス)
夢には、無意識に抱えている不安や葛藤、願望などが表れます。
もし、何度もくり返し「同じ夢」をよく見るなら、上手に向き合うことで現実にもいい影響をもたらします。
仕事の不安が夢にでてきた
以前、私には、よく見る恥ずかしい夢がありました。
「新卒で働いていた会社に舞い戻って、気まずい思いをしながら、オフィスを歩いている」といった内容です。
(現実には起きていません^^)
勢いよく辞めたのに、出戻ってしまって気まずい。
上司や先輩や同僚が冷やかな目で、アイツ、戻ってきたんだって、、みたいに噂している、そんな夢を一時期、よく見たんですね。
だいたい、仕事に不安があるときだったので、失敗して昔の会社の人たちにバカにされたくない、といった恐怖感が反映していたのかも。
そんな夢を5回くらいくり返し見て、いい加減、もううんざりだったので、昔、働いていた会社や社員の方々にどんな思いを抱いていたのか、じっくり検証してみたんですよ。
すると、たいした実績も出せぬまま、中途半端に辞めてしまったことへの罪悪感であったり、一緒に働いていた人たちとの分かり合えなさや、競争心みたいなものが根深く残っていたことに気づきました。
誰も分かってくれない、負けたくない・・・、ふだんは無意識の仮面の下に押し隠していた思いが、不安の高まりによって夢という形で出てきてしまう。
その抱えつづけている不安が、当然、現実にも反映されていく。
夢から消化不良の想いを探る
その流れを止めたい一心で、私は昔、一緒に働いていた元上司や先輩や同僚のみなさんへの思いを再点検し、いろんな角度から当時を眺め直して、消化不良の思いをニュートラルな状態へと掃除していったんです。
紙に書き出したりして、2時間ほどかけたでしょうか。
すると三ヶ月後にまた、その会社に舞い戻る同じ夢を見てしまったんですが・・・、
今度は、みなさんに笑顔で受け入れられ、楽しそうに働いている内容に変化していたんですよ。
嫌になって辞めた20代の会社人生が、潜在意識下ですっかり楽しい思い出に変わっていたんです。
人生の古い荷物をひとつ降ろせたような、身軽な気持ちになれたんですね。
昔、一緒に働いていた人たちに、負けたくない、バカにされたくない。
こういうかたくな思いや競争心って、おそらく無意識下で仕事へのプレッシャーになっていたんだろうと思うんです。
転職しても、独立してからもずっと。
そこがクリーニングできたことで、もっと仕事が楽しめるようになりました。
恋の痛みを浄化させるきっかけに
これって恋愛でも同じことが言えます。
昔の恋人がよく夢に出てくるとか。
そういう人にとっては、見るたびに不快な思いがするし、まだ、執着しているのかと、落胆にもつながりますよね。
また現実に、そういった無自覚な執着が、目の前の恋を邪魔している場合もある。
そんな場合は、夢でみる内容をいろんな角度から眺め直したり、わき上がる思いを浄化させること。
そうやって、過去に味わった痛みをただの思い出に変えてしまう。
よく見る夢で心地の悪い内容があったら、ノートにその内容と「どう感じているか?」を気の済むまで書いてみましょう。
よく見る夢は、人生好転のチャンス
潜在意識の中にある思いというのは、なかなか実感しにくいですが、よく見る夢を通して、消化不良の思いを再体験することで、長年のネガティブ性を解消するチャンスが生まれます。
とにもかくにも、スッキリとした心持ち、意識状態こそが引き寄せには最良。
ですが、私たちはネガティブな思いにとらわれて、なかなか心穏やかではいられません。
怒り、悲しみ、さみしさ、無力さ、不安、心配、情けなさ、嫉妬、etc.
そういうものを長年、意識の奥底にへばりつかせたままでいると、今、願いを叶えるときの重しになって、なかなか現実化しなくなりますから。
夢の活かし方って、まだまだ限定されています。
白い蛇が出てきたら金運アップだとか、そういった夢解釈で一喜一憂するのが一般的でしょう。
また、怖い夢を見たら、これから現実で何が起きるんだろう?といった予知夢のように使ったりもする。
ただ、それだけではなくて、潜在意識下の不安に気づけたり、気がラクになったり、現実すらも変化させうるものとして、「よく見る夢」は大いに利用できることも、ぜひ知っておいてくださいね。