誰だって変わるのが怖いんですよ。
こんにちは、小島です!
洋服を買う時、こんなふうに迷った経験はありませんか?
素敵だな、でも・・・冒険しすぎかな、私には似合わないんじゃないかな。
そしていつも、無難なテイストに落ち着いてしまう。
私たちは慣れ親しんだものや状況、セルフイメージにしがみつきます。
その安心感から抜け出さないように無意識に行動している。
変わらない安心感と、変わる恐怖感のせめぎ合い。
こんなとき、変化への恐怖をやわらげる方法を知っておくと、恋でも仕事でも、生まれ変わる自分を楽しめるようになります。
変わりたいのに、変わるのが怖い
多くの人は「変わるぐらいだったら、今のままでもいい・・・」と感じます。
変わるということは、慣れ親しんだ状況から外れること。
人は暗闇を恐れるように、変わった先の未知を怖がる。
私たちの脳は言い訳の天才です。
変わらなくていい理由なら、いくらでも考えつくんですね。
今は忙しいから・・・、メリットがないから・・・、変わるべきは私じゃなく、他の誰かだ・・・。
潜在意識は、安全を探し求めるメカニズムである。
その最大の任務は、わたしたちの安全を守ることであり、そのための第一の手段は、今日が昨日となるべく同じであるようにすることだ。
(催眠療法士 ポール・マッケンナ)
私たちは無意識に「変わらなくてもいい理由」を探し、「変わらなければならない理由」はスルーします。
変わらなくてもいい理由があれば、安心できるから。
でも、心のどこかで「変わらなければ!」と感じていることがありますよね。
恋愛でも、仕事やお金のことでもいい。
このまま放っておくと、十年たっても現状維持だなとか、ずっと好転しないままだろうとうすうす感じていることは何でしょう?
まずは怖いという気持ちを自覚してください。
それが変化への第一歩になります。
変わらないリスク、変わるメリットは?
変わらない毎日のくり返しは、安全です。
何が起きるか知っていて、その対処法も分かっているから。
けれど、慣れ親しんでいるがゆえに退屈であり、状況が停滞しているときは、リスクをとって何かを変えなければなりません。
同じことをくり返しているかぎり、違う結果になることはないのだから。
人は現状維持の退屈さや停滞、現状の痛みに耐えられなくなってようやく、安全とリスクを両天秤にかけます。
変わることより、変わらないことのリスクを大きければ、ようやく重い腰をあげて一歩を踏み出せるのです。
なので、今、ここで、あなたの問題を思い浮かべて、次の問いかけをしてみましょう。
「もし今、変わらなければ、80歳のときに何を後悔するだろう?」
潜在意識は安全を求め、痛みを避けようと働きます。
それは言わば、私たち自身を守るため。
誰でも変わるのは怖いと知っておいてください。
そのうえで、変わらないよりも、変わることの大きなメリットにも同時に気づいておきましょう。
「もし今、変われたなら、80歳のときに何を得ているだろう?」
「変わるのが怖い」をやわらげよう
とはいえ、頭では分かっていても、どうしても「変わるのが怖い」と感じるのも人間です。
そこで、ちょっとしたオマジナイをご紹介しますね。
「EFTタッピング」という心理療法。
これは、身体の「ツボ」を「指先で軽くたたいて」、心にわきあがる不安や恐怖、トラウマといったネガティブな思いを解消するものです。
もし、このやり方があなたに合っていれば、たった2~3分で変化を感じられますよ。
米国CBS放送、英国BBC放送でも紹介され、世界中で報告されている事例は数万件とも言われています。
恐怖や不安といったネガティブな感情がわきあがったとき、ツボを軽くたたいて刺激することで、脳の興奮作用を抑えられます。
これから紹介するタッピング手順は、ニック・オートナー著「タッピング・ソリューション」より引用(一部変更)。
3分でできる簡単タッピング
(1)人生で変えたいことを一つ選び、空欄に言葉を入れて完成させます。
「私は( )が変わることに不安を感じています」
(2)このフレーズに対して、わき上がる感情を10~0の数字で評価します。
(もっとも苦痛が強い状態が10、苦痛を感じない状態が0です)
(3)「圧痛点」を軽く揉みながら、次のフレーズを3回読み上げます。
「私は変わるのが怖い、でも、自分を受け入れ、許します。」
(※圧痛点は左右どちらでもOK。押すとイタ気持ちいい場所)
(4)次のフレーズを読み上げながら、各ポイントを順番に軽くたたきます。
(1秒間に2~3回程度、人差し指、中指、薬指など、2~3本の指で軽くたたきます。心地よい強さとテンポで。左右にポイントがある場合は、どちらかでOK)
(一回目)
①頭頂部:変わるなんて考えたくない・・・
②眉頭 :タッピングするのも嫌だ・・・
③目の横:ただ、そっとしておいて欲しい・・・
④目の下:でも、このままではいたくない・・・
⑤鼻の下:考えるだけで、とても怖い・・・
⑥アゴ :自分から動けるとは思えない・・・
⑦鎖骨 :動いても、安全とは思えない・・・
⑧脇の下:こうして話すだけで、不安になる・・・
(つづけて)
①頭頂部:変わる準備が、できている部分もある・・・
②眉頭 :思っている以上に、準備はできている・・・
③目の横:自分に起きている変化を、好きになっているとしたら・・・
④目の下:もうすでに、小さな変化を起こせているとしたら・・・
⑤鼻の下:そしてそれが、思ったよりも簡単だったら・・・
⑥アゴ :なにが変わったかも、気づかないくらい・・・
⑦鎖骨 :だからもっと、ラクに動ける・・・
⑧脇の下:今ここで、変わったとしても大丈夫!
(5)大きく深呼吸してください。
(6)もう一度、わき上がる感情を10~0の数字で評価します。
変わるのが怖いのは当たり前
意志の力だけで変わろうとすると、苦しいし、変われない自分への罪悪感も増してしまう。
それより、うまく潜在意識に働きかけ、すくない抵抗感でスムーズに変化できるよう、心へのアプローチも取り入れてみましょう。
変わるのが怖い、変わりたくても変われない。
これは人間の防衛本能であって、誰にでも起きていること。
変われない自分を責めたりしないでください。
そして、変わらないより、変わっていく自分を楽しみ、5年後、10年後の新しい姿を楽しく思い描いていきましょう。
人は変化を受け入れたとたん、グッと成長しますから。