こんにちは、小島です!
お金やお金で買えるものを所有するのは、いいことだ。
だがそれと同時に、お金で買えないものを失っていないかどうか、折に触れて確認するのもいいことだ。
19世紀後半、「サタデー・イブニング・ポスト」を300万部の大雑誌に育て上げた、ジョージ・ホーレス・ロリマー(1869-1937)の言葉です。
あなたは今、「私は豊かである」と思えますか?
豊かさを引き寄せるには「私は豊かである」という豊かさマインドが必要です。
ですが、現実的に豊かでないのに、豊かであると思い込むのはなかなか難しい。
そんな時は、豊かさの概念を広げてみるといいでしょう。
「豊かさとは?」という概念が広がると、「私は豊かである」と実感できる頻度や感覚が高まるからです。
豊かさマインドを高めるために
たとえば、身体が丈夫であれば、健康というカタチの豊かさ。
友達がたくさんいれば、友情というカタチの豊かさ。家庭が安らぎの場であれば、愛情というカタチの豊かさ。
このように、私たちはすでにさまざまな豊かさを持っています。
「豊かさ」というのは、金銭的、物質的なものにとどまらず、もっと多様性があるもの。
このことを頭ではなく、実感として理解していただくために、こんな質問が役に立つかもしれません。
「あなたがすでに持っている豊かさを、いくらでなら売りますか?」
その両腕を1億円で売ってほしいと言われたら?
脚なら売れますか?目や耳はどうでしょう?
親友やすべての友達を売ってくれませんか?
家族と過ごした幼い思い出を、お金と引き換えにできるでしょうか?
こうして言われるまで気づかないほど、私たちはすでに豊かさを持っています。
お金は豊かさの1つの尺度ですが、豊かさのすべてではない。
赤色、青色、黄色、白、オレンジ、・・・ etc. 豊かさにはさまざまな色がある。
お金に換算できる豊かさだけを評価していると、人生は色彩を失い、単調なモノクロになってしまいます。
たとえお金や物が足りなかったとしても、じつはすでに持っている豊かさをたくさんあるかもしれません。
「私はすでに豊かさを持っている」
こう再認識することで、豊かさマインドは高まりはじめます。
いまある豊かさを大切にしよう
現在、日本はアメリカ、中国に次いで、世界3位の経済大国ですよね。
一方、国連の世界幸福度レポートによると、幸福度は世界46位。
もちろん人によって違いますが、日本国民としてはお金が3位で、幸せが46位。
お金はあっても、幸せを実感できない人が多い。
当然ですが、お金は大切です。
ですが、お金以外のこともとても大切ですよね。
お金だけに目を奪われてしまうと、「私は本当に豊かである」と実感できなくなる。
ですから、もっとたくさんの、いろんな豊かさに目を向けましょう。
豊かさはそこかしこにある。
豊かさの多様性に目を向けて、さまざまな色彩に囲まれていることを思い出しましょう。
豊かさマインド vs 欠乏マインド
「満たされている」「豊かである」という感覚を感じるために、いますでに持っているものに目を向けてください。
逆に、持っていないものに目を向けて、「満たされていない」という感覚がわき上がったら気を付けましょう。
「お金が十分でない」「時間がない」「充実感がない」「愛が足りない」。
なんであれ「満たされていない」という欠乏マインドになると、その欠乏感を裏付けるような現実を体験します。
スピリチュアルリーダーで作家のエックハルト・トールは次のように述べています。
自分が考える自分に(お金でも、承認でも、愛でも)欠乏という考え方がしみつくと、いつも欠乏を経験する。
すでにある自分の人生の豊かさを認めず、欠乏ばかりが目につく。
すでにある自分の人生の豊かさを認めること、それがすべての豊かさの基本だ。
いまある豊かさを大切にすることで、満たされているという感覚、「豊かさマインド」が高まります。
「豊かさマインド」の高まりは、やがて人生全般へ、まだ豊かさを感じていない領域にまで広がっていくでしょう。
あなたの「お金で買えないもの」は?
では、「豊かさマインド」を高めるために、すでに持っている「お金」以外の豊かさを再発見してください。
頭の中で思い浮かべるだけでも構いませんが、紙に書き出したり、PCやスマホで入力するとより効果を実感できるでしょう。
なお、自分が持っている豊かさを考えるとき、誰々と比べたら・・・という基準ではなく、自分でどう感じているかに注目してくださいね。
「あなたが持っている豊かさの中で、お金と交換できないものは何ですか?」
「私は豊かである」という感覚が磁石となり、現実世界から豊かなモノや人や出来事を引き寄せはじめますよ。
《参考》
・World Happiness Report 2015(国連)
・お金と本当の豊かさ(リン・A・ロビンソン著)
・億万長者脳(ポール・マッケンナ著)
・ニューアース(エックハルト・トール著)