お金と愛の引き寄せコーチング

物心バランスよく豊かな起業家、自営業、フリーランスになるために。人生を劇的に変えるココロの秘密。

ワークライフバランスと時間管理。

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時間の倹約のしかたくらい、おわかりでしょうに!たとえばですよ、仕事をさっさとやって、よけいなことはすっかりやめちまうんですよ。(児童文学「モモ」、時間をぬすむ男のセリフ)」

もっと時間があったら、あれもできるし、これもできるのに・・・。20~30代の未婚男女を対象にした調査(オウチーノ総研 2015年)では、88%が「仕事とプライベートを両立したい」、でも半数の人はできていないという結果でした。

仕事とプライベートの両立、いわゆるワークライフバランスの不均衡は、私たちの「働きすぎ」が原因です

「コンディションを整える」時間を大切にする。

日本人は勤勉。でも、よく働くのではなく、長く働きすぎる傾向があります。先進7か国で比べると、日本は長時間労働者の割合がトップで、生産性はビリ。休暇を楽しむフランス人のほうが、生産性ははるかに上です。彼らは長く働くのではなく、よく働いています。

働く時間が長くなるほど、プライベートの時間を削らなければなりません。私たちは体験からも知っていますが、たとえば、睡眠です。

行動経済学者のセンディル・ムッライナタンは、「睡眠が生産性に与える影響は著しい。労働者が睡眠時間を減らすと、意欲が低下し、ミスが増え、ぼんやりが多くなることは、研究によって何度も示されている」と述べています。

仕事をこなすために睡眠時間を削ると、生産性が下がり、ますます長く働くことになります。先の行動経済学者はある調査結果についても述べています。「週60時間以上の勤務スケジュールが約2カ月以上続いた(建築プロジェクトの)現場では、生産性低下の影響が蓄積し、そのせいで完成日は、同じ人数が週40時間勤務で達成したであろう日より遅くなる」。

時間に任せてがむしゃらに働くより、コンディションを整えて、高い生産性を維持したほうが効果的です。仕事でもプライベートでも、「削ってはいけない時間」があるのです。

 

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「喜びのある時間」を大切にする。

睡眠やランチタイム、家族や同僚とのおしゃべり、ぼっーと窓の外を見ている時間でさえ、リフレッシュになるかもしれません。損得や合理性だけで判断すると、「大切な時間」まで削ってしまいます。コンディションを整えるのと同じくらい大切なのが、「喜びのある時間」です。

今の仕事に、喜びがある人は幸せです。もしそうでないとしても、探してみてください。コンディションや喜びを満たす時間は、生産性を高め、時間に余白を作ります。仕事以外にも、家族やパートナーとの時間、子どもと遊ぶ時間、趣味、旅行、友人とのひととき...etc.

一方、削らなければならないのは、コンデョションや喜びを害する時間です。

本当に「削るべき時間」とは。

たとえば、職場や友人の中に、あなたを元気づける人もいれば、疲れて憂うつにさせる人もいるでしょう。憂うつな人との時間を減らせませんか?SNSは人とのつながりを生んでくれますが、睡眠や目の疲れに影響しない程度に減らせませんか?あなたをヤル気にさせる仕事、ヤル気をなくさせる仕事。ヤル気をなくさせる仕事や会議を減らせませんか?

私たちはロボットではありません。自分の感情にもっと耳をかたむけましょう。児童文学の名作「モモ」では、人間に時間をあたえる神さまがこう言います。「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならない。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやならくてはいけない」。

「ときめき」「ワクワク」で判断する。

時間をどう生かすか、どう守るのか。その判断基準として「ときめき」「ワクワク」という言葉をおすすめします。

ときめきますか?」。片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが、モノを捨てる判断基準に使っている言葉です。通称こんまりさんは、2015年、米国のTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。「ときめき」は「spark joy」(火花のような喜び)と英訳されています。

ムダを省くときは、つい「損か得か」「必要か必要でないか」だけで判断しがち。もったいない、必要かもしれないと考えると、捨てられずにためこみます。「ときめきますか?」と問いかけることで、ムダを省く、新しい判断基準が生まれます。それが「喜び」です。

 

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たんなる効率化に気を付ける。

あなたが意欲的になれない時間に、「ときめくだろうか?」「ワクワクするだろうか?」と問いかけてみましょう。ときめかないなら、削れないか、他のもので代替できないかと考えます。

仕事の現場に、感情的な基準を持ち込むのをナンセンスだと感じるかもしれません。でも、やってみると、いかに捨てられずにいた仕事や、しがらみがあるかに気づかされます。あなたの仕事、同僚、取引先、顧客は、「ときめきますか?」。喜びの時間がふえれば、おのずと生産性は上がります。

「モモ」の著者ミヒャエル・エンデは、時間の神さまにこう言わせています。「人間には時間を感じとるための心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ」。

どんなに仕事やプライベートを効率化しても、そこに喜びがなければ、「時間がない」のと同じです。感情を無視した効率化や時間管理は、喜びの時間をぬすんでいく時間泥棒です。喜びのないところには、幸せも、本当のワークライフバランスもないのですから。

 

《参考》
モモ(ミヒャエル・エンデ著)
人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵 著)
いつも「時間がない」あなたに(センディル・ムッライナタン、エルダー・シャフィール著)
・データブック国際労働比較2015
・日本の生産性の動向 2014年版(日本生産性本部)

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