愛とお金の引き寄せ心理学

努力で変わらなかった現実がするっと好転

友達の結婚を祝福できないときは・・・

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友達からの結婚報告って、なんだかドキっとしません?

「今度、彼と結婚するの♪」「彼女と婚約したんだ!」

もちろん、あなたはこう言うでしょう。
「それは、おめでとう」

自分がリア充だったら、心から祝福できるんですよね。
でなければ、実際はかなり切ない。

心の中は複雑ですよ。悔しいし、さみしい。喜べない。

 

私もひとり暮らしで、実家に帰らずに正月を迎えたときは、切なかったです。
しかも、友だちから家族写真入りの年賀状が届いて、「なにやってんだろう、俺・・・」って。

もっとキツイのは、友だちの結婚式に出ることでしょうか。

他人を祝福してる場合じゃないだろ!?なんて自分に突っ込みを入れたりして・・・。

 

嫉妬はして当たり前

アラフォー、いや30代以上だったら、皆さん、こういう体験はしてると思います。
早く結婚してしまった人には、分からない心の痛み。

人間って、嫉妬する生き物です。

自分よりも幸せそうな人や、優れていたり、たくさん何かを持っていたり、そういう人に出会ったら、誰でも嫉妬します。

安心してください、みんな嫉妬しますよー!


私たちの心って欠陥だらけなんですよね。
自分が幸せになりたいくせに、他人が幸せになると腹が立ったり、悔しかったり、情けなくなったりする。

筋が通らないし、ぜんぜん合理的でもありません。

哲学者のショーペンハウエルは、かつてこう言ったそうです。

他人の喜びを共に喜ぶのは、天使の特質である。

 

そのくらい難しいことなんですね。

だからって、嫉妬心を放置していいのか?
あなたはどう思います?

もしもその嫉妬心が、あなたの幸せを邪魔していたとしたら。

 

たとえば、芸能人が結婚したニュースを見て、こんなふうに思ったとします。
どうせすぐ離婚するんじゃないの、ぜんぜん釣り合ってないんだけど、ぜったい苦労するよ、なんて。

その時、私たちは無意識に、こうも感じています。

結婚したって、幸せにはなれない。私には必要ない・・・

 

私たちは心の中で感じたことを、外側の人生でも体験します。
もっと簡単に言うと、こういうことです。

他人の幸せにケチをつけると、自分が幸せになれません。

なぜなら、自分の心の奥深いところに向けて、「結婚には価値がない」というメッセージを送っているからです。

 

嫉妬とライバル心は違う

私たちの行動の95%は、無意識にしているものです。

歯を磨くのも、車を運転するのも、パジャマに着替えるのも、ほとんど、無意識にしてるんですよ。ちゃんと考えてやってることは少ないんです。

 

私たちの人生は、潜在意識(無意識)に大きな影響を受けています。

結婚には価値がない」というメッセージが潜在意識に刻まれたらどうなるか?

結婚したくても、結婚を遠ざけるように行動してしまいます。

 

他人に向けたネガティブな感情は、かならず自分に返ってきます。
あなたが批判した人が持っているものを、あなたは無意識に遠ざけるようになる。
その人と同じ幸せを体験できない。

 

友だちに負けたくない、そのライバル心でがんばれる?
いえいえ、大間違い。ライバル心とは、相手に対するリスペクトがあって成り立つもの。

うらやましい、あんなふうになりたい、超えてやる。
それならいいんです。

うらやましい、でもあんなふうにはなりたくない。
これでは嫉妬なんです。

嫉妬とライバル心は違うんですよ。

 

「心のクセ」を変えていく

友だちに恋人ができた、友だちが結婚した。
今までのあなたなら、どんな行動をとってきましたか?

うっかり、嫌味の一つも言ってしまっているなら、心のクセを変えたほうがいいかもしれません。
潜在意識に刻まれた「心のクセ」です。

 

なかなかご縁に恵まれない。

そんな悩みがあるとしたら、結婚を遠ざけてしまう「心のクセ」はないか?と疑ってみてください。

無意識にやっているから、自分では気づかないことが多いんですが・・・。
その一つが、他人の幸せに嫉妬するという「心のクセ」です。

 

さきほど嫉妬は誰にでもあると言いました。
でも、それをやわらげられる人と、むき出しにしてしまう人がいる。

どこでその違いが生まれてしまうんでしょうか?

それは、自分の嫉妬に気づいているかどうかです。

 

この歳になって未婚で、どうして私が他人を祝福しなきゃならないのか・・・。
置いてけぼりをくったような、情けなさやさびしさ。
そういうのはあっていい。

あっていいけれど、その嫉妬心をごまかさず、感じきって、受け入れていくんです。

 

幸せを自分に許可するために

ネガティブな感情は、そのネガティブさに気づいていて、しっかり感じようとすれば、
次第に消えていきます。

嫉妬を感じたら、そのまま、感じきる。

自分がどんな気持ちになっているのか、ごまかさずに。
泣いたっていいんですよ。

ただし、友だちを批判したらダメ。
何か文句を言いたくなったら、それがまさに、嫉妬心をごまかそうとしているってことです。

 

他人を心理的に引きずりおろして、ごまかそうとしているんです、自分の心の痛みを。

もし、友だちの幸せを知っても、ごまかさずに、ありのままの感情を感じつづけたらどうなるか?

嫉妬心がわき上がるたびに、次第にやわらいていきます。

他人の幸せを素直に喜べるようになります。

 

その結果は?

あなたの潜在意識が、「幸せになることを許可」してくれる。

幸せを遠ざけずに、引き寄せてくれるようになるんですよ。

 

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友達の結婚を祝福する

あなたが欲しい幸せを「すでに持っている人」がいたら、祝福するようにしてください。

文句を言いたくなったら、自分がその時にどんな気持ちなのか、ちゃんと感じてください。

自分の感情がよく分からなかったら、胸のみぞおちに意識を向けてください。
不快さを感じると、みぞおち辺りに違和感を感じる人が多いです。

 

友だちの結婚を素直に喜べない。
そういう自覚があるなら、あなたはとっても素直な人です。

自分を責めたりしないでくださいね。
そもそも、私たちの心は不完全に出来ている。

他人を嫉妬するように出来ているんですよ。

 

友達の結婚や恋愛なんて祝福できない・・・
それでもなお、友だちの幸せを祝福してください。
友だちのためでもあるけど、あなたのためなんです。

 

嘘でもいい。

幸せな人に会ったら、嫉妬に気づいて、「おめでとう」って心の中でつぶやいてみましょう。

 

あなたの潜在意識に語りかけるために。
「幸せな結婚や恋愛って、いいものなんだよ」って、自分に教えてあげるんです。

ニュースで芸能人の結婚を知ったら、おめでとうってつぶやくのもいい練習です。

何度も何度もくり返してみる。
「おめでとう!」の気持ちが習慣化するまで。

今度はそれが、新しい「心のクセ」になります。

 

私たちはいくつになっても、いい出会いを引き寄せられます。
頭で考えなくても、あなたの心が、潜在意識がそうなるように動いてくれる。

この世界は、与えたものが返ってくるように、ちゃんとできてますから。

 

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